もともと感受性の強い、感覚が鋭い子どもだったと思います。



今考えれば、「不思議だな」と思うこともたくさんありました。



例えば、授業中、目眩のようにぐるぐると世界がまわり出して、幽体離脱のように机ごと天井付近に浮くような感覚になることがよくありました。
自分がUFOになった感覚です。



その目眩がやってくると、「きたきたきた」とじっと目を瞑って感覚に身を任せていました。
楽しんでさえいました。






2017年頃、今から7年くらい前でしょうか。転機となった時期です。



バシャールでいうところのExcite(ワクワク)と、自分自身に究極に嫌気がさす瞬間が、同時に訪れました。



今考えると、スピリチュアル(霊性)を上げていく、時期の訪れであり、「目に見えないもの」への関心がとても強まりました。



神秘的なことがたくさん起きました。



ハイヤーセルフや守護の存在を感じたのもこの頃からです。







まずは、龍との強いつながりを思い出しました。



美しい緑が、生き生きと呼吸をする場所で、私たちは唯一無二の存在としてともに暮らすのを思い出しました。



「やっと思い出してくれたかい?」とでも言うように、空に、いつもその姿を見せてくれました。



龍は、いつも仲介役でした。
行き場のない私のそばにいてくれて、優しく寄り添ってくれました。



今も、高次元と地球の私をつなぐ役割をしてくれているようです。








ミカエルとルシファのことが鮮明に頭をよぎるようになったのもこの頃です。



ミカエルという天使が自分を守護してくれているのでは、ということはずいぶんと前からなんとなくわかっていました。



しかし、それとは違う、もっと身近な存在としてエピソードが流れていきます。



驚きはありません。
当たり前のことを思い出しただけです。



しかし、悲しみを伴い、向き合いたくない感じがありました。



屈託のない笑顔、寂しさを伴う笑顔、愛情、優しさ、長老たち、いざこざ、誤解、巻き込まれていく、追い詰められる、拒否したい立場と現実、自分を生きられない、争い、闘い、瓦礫、傷、滅び、悲しみ、哀しみ、別れ、約束、自律と自立、旅立ち…











「地球」と同じように、子供の頃は何の思惑もなく思いのままに仲良く楽しく過ごせていたのに、気付けば、それぞれ立場や役割があり、大人の世界に巻き込まれ、矢面に立たされて、よくわからないままに、ものごとはどんどん進み、周りは大騒ぎで、自分は置いてけぼりで、どうしていいのかわからなくなる…



そんな図式が、天使の中にもあるような気がします。
もしかしたら、地球の人間たちよりも強く激しく。



それがミカエルとルシファの語り継がれてきたものだと感じます。



ルシファのやわらかく弱々しい笑顔と、自分を抑え、うずくまる背中が浮かび続けます。



悲しい、悲しい、と。



彼はとても優しく、他者の気持ちに敏感で、合わせていく存在、どちらかというと弱いのです。












私たちが、「私そのもの」「本当の私」を生きる時。



ルシファもルシファそのものを生きることが出来るのでは、と感じるのです。



私も私のエネルギーを否定せず、私のままで生きようと思いました。



ミカエルとルシファが私の中にまざまざと生き続けるエネルギーが、私の本当のエネルギーです。
戦乱や混乱の中、行き場のない私とともにいていつも助けてくれていた龍がまざまざと生き続けるエネルギーが私の本当のエネルギーです。



なぜ、他者のエネルギーを選択し、信頼するのでしょうか。
それはルシファがやってきた「自分自身」を生きないことと一緒です。



私は私のエネルギーを、私の感覚を一番に選択し、信頼したいと思います。










今でも、『ルー?』と呼んだら、物陰からにゃ〜と、か細い声で鳴きながら出てきそうだなぁと思います。ボロボロの姿で。



『ミハイル(ミカエル)もいるの?』と聞くと、凛々しい目をした子がさっと姿を現しそうです。ナイトみたいに。



これは比喩ですが、私の感覚では、ととも身近です。
ミカエルもルシファも悲しみを超えてきた存在として、物言わずとも、私たちのそばに寄り添い続けてくれているのだと思います。









 



「あなただけ」の唯一の人生を。