韓国の悲劇 なぜ群衆雪崩は発生するのか | 災害危機管理アドバイザー和田隆昌のブログ

韓国の悲劇 なぜ群衆雪崩は発生するのか

今日は早朝からテレビ局の問い合わせ電話で目が覚めました。すぐにネットニュースを確認すると、韓国でハロウィンで集まった人たちで群衆雪崩れが発生したという。その犠牲者の数は現時点で140人超。負傷者も同程度の数が報告されています。どうしても群衆雪崩による事故というと21年前の明石の花火大会での事故を思い出さないわけにはいきませんが、この時の犠牲者を10倍以上も上回るもの。日本のハロウィンもコロナ禍前は多くの人が渋谷で大騒ぎし、逮捕者が出る騒ぎになっていましたが大丈夫なのでしょうか。この事件を受けて警察も規制を強めると想います。群衆雪崩は階段や坂道など、不安定な場所で一人をきっかけにして起きることが多々あります。コロナもすでに終わったかのように思っている人も多いでしょうが、このような群衆の中では感染のリスクも高まります。出来ればこのような場所に出かけないことが最も安全を回避する一番の方法になります。


明石の事故では後の検証で一平方メートルに10人を超えるような異常な密集状態になったと言われていますが、肩が常に触れる程度の状態から急に密集度が高まることもあります。目的地を諦めてもそうなる前にその流れからは脱するような行動が命を救うことになるでしょう。