あるものを見ず、人の持っているものをほしくなるものです。
はやくからお孫さんを授かった人を、羨ましく思ったり、妬ましく思ったり。
今度、自分に孫が授かれば、あんなに欲しいと願ったのに、孫の面倒を見ないといけないようになると、孫がいなくて自分の時間を使える人が羨ましく、妬ましく思うものです。
そして、孫がいて自分の時間がなくて妬ましいと思っているのに、孫のいない人に自慢したりする・・・
私たちは、籍も入れず、子どももいません。
自分たちで選んでいるので、人を妬ましく思うこともありません。
でも、幸せの振りをして、自慢してくる人はいっぱいいます。
幸せな人は、あえてアピールしてきませんが、不幸な人ほど幸せアピールをしてきます。
もし、選んで今の人生を送っていなかったら、人を羨ましいと思う人生を送っていたかもしれないなあと思います。
ないものばかり追いかけるから、不幸せなのです。
あるもの、与えられているものを見ていけば幸せになります。
今の世の中、ふつうが難しいのかもしれません。
今日来られた方と相撲の話しをしていました。
食べることが大変だった時代、日本人力士はハングリー精神があり強かった。
飽食の時代になり、日本人力士はハングリーさがなくなり、外国人力士ばかりになりました。
その方は、日本人は食べることに困ってないし、子どもも少ないし・・・と言われていました。
でも、最近、日本人力士が強くなってきています。
教育困難校やネグレクト家庭を訪問していて感じたことは、食事のできない家庭があるということ、貧しい家庭ほど、子だくさんでした。
これから、ますます食べることが大変な家庭も増えてくるから、お腹いっぱい食べさせてもらえるのなら・・・と、ハングリーな日本人も増えてくるかもしれません。