議員が秘書に罵倒する報道が流れています。

 最近、人格を全否定するような罵倒は、多いのかもしれません。

 今まで問題視されなかっただけかもしれません。

 学校でも、あんな先生、けっこういます。

 特に、部活指導をしていて、生徒を罵倒する姿をよく見かけます。

 以前と違い、SNSに投稿され発覚し、処分されている先生も多くなりました。

 

 人は、どうして罵倒するのでしょうか?

 それは、自己否定心からきています。

 人に対して腹を立てているのではありません。

 自分に対して腹を立てているのです。

 人は、自分の鏡です。

 自分に対して思っていることが、人に映し出されているのです。

 

 子どものときは、頭がいい=暗記が得意 だったと思います。

 頭がいいねと言われて育ってきていると思います。

 学校の先生もそうだと思います。

 高学歴の先生に多いです。

 でも、東大を出たから仕事ができるとは限りません。

 むしろ、学歴のある人の方が使えないということをよく耳にします。

 学校でも、先生が生徒に「頭悪いな」と罵倒しています。

 結局、学生時代はチヤホヤされ、褒められてきたと思います。

 しかし、働いてみると、暗記したことが役に立ちません。

 対処法も、覚えたことで対処できません。

 工夫したり、考えたり、ないものから生み出すことが多いです。

 成功体験しかない人が、社会に出て、思い通りにいかないことがあることに気付くのです。

 それが許せなく、自分を責めます。

 でも、自分ができないと言われたくありません。

 だから、人に責任転嫁するのです。

 人を罵倒し、自分は悪くないんだ、この人のせいなんだと自分に言い聞かせているのです。

 

 激しく罵倒している人ほど、自己否定心が強いのです。

 それを超えると、暴行したり、殺人になるのです。

 

 

 子どもの頃の失敗体験は、大切なのです。

 できる子でないと、周りから認めてもらえない体験をしているのかもしれません。

 人に認められたい思いで勉強をがんばって、親や先生の評価や愛情を得てきているのかもしれません。

 

 これからは、どんどん今まで押え込んできた感情がおさえられなくなり、暴れ出します。

 ますますこんなことが増えるでしょう。

 

 人も自然も、今まで抱えていた歪みが爆発します。

 これからおさえていた感情が、どんどんおさえられなくなります。

 見たくない自分が見えてきます。

 おさえられず暴言を吐いたり、暴力をふるったり、癌や病気になったりします。

 

 それをおさえることができるのは、自分を肯定することです。

 否定心を肯定心に変えることです。

 悪いと思っているのは自分なんです。

 人が思っているわけではありません。

 悪くてもいいじゃないですか、それに気付いているから変われるんです。

 ありのままの自分を受け入れたとき、人のいやなところも受け入れられるんです。

 がんばらなくていいんです。

 がんばらない方が、うまくいくのです。

 自分の悪いところばかり見ているから、うまくいかないのです。

 自分のいいところ、いいなあと思うことを見ていけば、病気も治るし、人生うまくいくのです。

 ないものを見るのではなく、あるものに感謝することです。

 人と比べて、ないものばかり見て、不幸になるのです。

 あるを知ると、ますますいろんなものが手に入ります。

 そして、また、得ることができるのです。

 自分ができれば、周りの人もできるようになります。

 人のないものばかり見て、奪おうとする人は寄って来れなくなります。

 財産をなくして、いなくなった人、だまされて家も家族も失った人、家族の病気や自分の病気で働けなくなり、いなくなった人、この10年でたくさん見てきました。

 その一方で、どんどん幸せになる人もたくさんいます。

 

 自分の中にある否定心を肯定心に変えるだけでいいのです。

 それだけで、人生が大きく変わるのです。

 

 否定心を大事に心にしまっておくか、肯定心に変えるか、その2つの選択しかないのです。