Sawaです。
昨日はどんな油脂でも拡大していくと
分子構造は同じだよ
ってお話をしました
グリセロールに3つの脂肪酸が結合したトリグリセリドの粒々がたくさんあるイメージでしたね!
そして
油脂の形状や性質が違うのは
グリセロールに結合している「脂肪酸」の種類や組み合わせ。
「脂肪酸」はとても重要ですよー
今日は、その「脂肪酸」を分類してみましょう
まず大きく分類すると
「飽和脂肪酸」か「不飽和脂肪酸」か。
この飽和って言葉がキーワード
「一定条件の中で、もうこれ以上無理よぉぉぉ~」
という状態のコトですよね!
まず知っておいてほしいコト
脂肪酸は3つの元素でできています。
炭素 C 手が4本
水素 H 手が1本
酸素 O 手が2本
こんなイメージ↓うまく書けなかった(笑)
脂質の構成を図にすると
炭素は上下左右、余すことなく手をつないでいます。
みてみて!
炭素に水素がくっついていないところがありますね。
飽和していない状態=不飽和の状態 です。
ここを「二重結合」といいます。
この二重結合がポイント
炭素くんはね
本当は大好きな水素ちゃんと手をつなぎたい
でも
水素ちゃんがいないから
仕方なく隣の炭素くんと仲良くしています。
だから
彼は魅力的な人が通ったら、すぐに手を放してしまいます。
とそこへ
きたきた~
魅力的な酸素さん
そして
お隣の炭素くんとさよならをして
酸素さんと手をつなぎます
これが「酸化」ですね。
つまり
二重結合が多い油脂ほど
酸化しやすいってこと
それから
実は、二重結合の場所って折れ曲がっています。(上の図は真っすぐですが、、)
たくさん曲がっているほど固まりにくい。
(融点が低くなる)
※融点・・・個体が液体になりはじめる温度
不飽和脂肪酸に関しては
この二重結合がとても重要で
「何か所あるか」「どこにあるか」
によって、脂肪酸の性質がガラリと変わります。
まとめると
二重結合が多い油脂ほど酸化しやすく
サラサラした油脂
ということ
また
二重結合が1か所しかない油脂を
「一価不飽和脂肪酸」
↓
体内で作られます
二重結合が2か所以上ある油脂を
「多価不飽和脂肪酸」
↓
体内で作られない。さてどうしましょう?
と分類します。
(オメガの話はまた今度)
ということは
飽和脂肪酸は酸化しない??
炭素くんは水素さんと全部手を繋いでいるでしょう。
つまり、飽和状態だから、、、酸化しませんね
じゃ、飽和脂肪酸ってどこで分類するかというと・・・
明日に続きます
最後まで読んでいただきありがとうございました。