もう、真ん中の自閉&知的障害な次男は中学1年生になるわけですが・・・・

 

4歳までしゃべらなかった彼は、小学校にあがる時の判定は「特別支援学校」でした。

「普通小学校よりも特別支援学校にいったほうが適しているよ」という公の判断だったんですね。

当時の校区の小学校には特別支援学級がなかったので、もし、校区の小学校に入れば通級とかで近辺の特別支援学級に行かないといけないという状態だったんです。

 

今から7・8前はまだまだ、今みたいに「インテグレート(特殊教育の対象となる障害児を普通学校に通学させること)」なんていう言葉は、流行ってなかったんです。「合理的配慮(2016年4月施行の「障害者差別解消法」により、障害のある人が日常生活や社会生活を送る上で妨げとなる社会的障壁を取り除くために、状況に応じて行われる配慮。・・・義務教育ではちゃんと配慮しないと違反になります)」なんて言葉も今年の話だしね・・・。

 

しかーし、わたしゃ、当時はその道で働いていたので、これからの社会がそうなることを知っていたっす。そんで・・・就学関係の説明会の時に市の担当の方に

 

「ちょっと、ご相談なんですけど・・・・・、うちの子、特別支援学校の判定なんです。ま、本人を見ていてそうだろうとは思うけど、私の仕事の都合で、とても15時過ぎにはお迎えはいけません。校区の小学校なら、学童保育もあるし18時まで見てもらえるから、ぶっちゃけ、親の都合でそっちのほうがいいんですけど・・・・校区の学校には特別支援学級がないんです。

 

ただ・・・・確か、市の考えとして『希望者が3人以上いたら、その学校に特別支援学級を作る』って話、なかったでしたっけ?」

 

すると、担当の方から「・・・・あ・・・・いますかね?あと2人、ご存じですか?」

 

と言われたので

 

「いや、知らないけど、絶対いるでしょう。

だって、校区の学校、600人ぐらい通ってるんですよ?

今時「50人に1人は発達障害児がいる」って話がでてるわけで、単純に考えたら支援が必要な子は、あの学校に12人はいますよ。なのに、特別支援学級がないのってどうですかねえ・・・」

 

といったら

 

「なるほど・・・。じゃ、お母さんは特別支援学級を希望されますね?」

 

と言われたので

 

「はい。1人目として希望します。特別支援学級ができるんなら絶対行きます。約束します。

・・・・でもね、絶対いるって。あと2人ぐらい、困ってる親御さん・・・。」

 

といったら

 

「わかりました。ちょっと調べてみます」

 

といわれました。

 

そして、しばらくしてご連絡があり、

 

担当の方:「調べてみました。そしたら、いらっしゃいました。そちらの校区の小学校に、特別支援学級の設立を希望してる方、結構いましたよ。もうちょっと調べてみますね。そして、お知らせをおまちください。」

私:「ほら、絶対いるもん。よろしくお願いします。頑張ってくださーい」

 

ということで、結果、うちの校区の歴史ある小学校に初めて特別支援学級が開設される流れになりました。

 

今では2クラスある大所帯ですw ほらね、そうなると思った。

 

ただ、当時はまだまだ特別支援学級開設というのが市に浸透してなかったというか、初めての学級なのに、担任の先生が初々しくて、特別支援学級のノウハウをあまりご存じがなく

 

「お母さん、、、、、というか、特別支援の専門知識をお持ちの方として、どうしたらいいか教えてください。」

 

と懇談会の時によく言われていた。

 

でも、あんまり口出ししなかった。いっつも「良くされてると思いますよ。ありがとうございます」とお礼を言ってた。だってほんとうだもの。

特別支援学級の担任の先生って、孤軍奮闘・・・・とまではいかないかもしれないけど、結構大変だって話。

 

私の友達が、情緒障害の通級の担任で、

「予算があんまりおりないんだよう・・・・」

「行事の時に、フォローしてくれる人が少ないんだよう・・・・」

と、まあ、会う度に話してた。

ベテランの友達でさえも大変そうだったから、なおのこと、初めての担任の先生は大変だろうと思って、特に何も言わなかった。

 

しかしね、特別支援学校には、特別支援学校の良さがあるのはよくわかってて言うけども、うちの子ぐらいなら、普通の小学校で正解だった。

 

周りの子に支えてもらいながらぐんぐん成長した。

中学校は普通中学校の特別支援学級に進んでるけど、おかげさまで今では特に大きな問題もなく、学校を休むこともなく、楽しく通っている。

長男はよく周りの友達から

「お前の弟、なかなか強烈やねwwwww」

と言われているそうだけど。

 

そうそう、次男もそれなりに思春期で、学校で兄弟とか親の話とかすると恥ずかしがるところがあるのだそうだけど、この前長男の友達が

 

長男の友達:「そうそう、この間お前の弟に『家で、兄ちゃんと何して遊んでるの?』って聞いたら、お前の弟、『・・・・・すみませんが、僕には兄はいません・・・。』と言って無表情で去って行ったよwwwww」

と話され、長男が

 

長男:「ねえ、母さん、ひどくない?友達には爆笑されたけどwwwwwひどくない?

おれ、確かにくりくりに『兄ちゃん、うざい』と思われてるかもしれんけど、そんな切り返しなくない????」

 

と軽くショックを受けていたwwwww