メンバーを見渡すと、大レースの常連から上がり馬まで多彩な顔ぶれ。勢いを重視するか、実績を尊重するか。ここが馬券の肝だが、このレースについては強敵相手に揉まれた経験、実績がモノを言うと判断して本命馬を決定した。
◎⑦ゴールドドリーム(藤岡佑)
昨年暮れのチャンピオンズCでは2着していて、左回り適性の差はあるにせよオメガパフュームやヴェンジェンスに先着している。
4着に敗れた東京大賞典は、強気に前を追い掛けすぎたうえ、上位に来た馬たちに目標にされる展開。交わされてからも踏ん張っており、内容は負けて強しの一戦だった。
7歳を迎えたが、ずっとG1格のレースばかりを使われながらもこれだけの成績を収められるのは、図抜けた能力があればこそ。これまで一度も本命にしたことはないが、積んできた経験値が他馬とは一線を画している。
59キロを背負うオメガパフュームには、この先の帝王賞はともかく、ここでは1キロもらっているだけに先着される可能性は低い。
何頭かいる上がり馬は、未知の魅力に溢れているが、逆に言えば通用しない可能性も十分。上がり馬を狙うのは、ゴールドドリームやオメガパフュームなど、ダート界の重鎮たちに先着してからでも遅くはない。
馬券は単勝⑦、複勝⑦。