2020.5.17 ヴィクトリアマイル(G I)予想 | 単複仕事人N〜さすらいの人情派馬券師〜

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このレース、春先は大勝負だと決めていたが、その目論見は崩れ去った。当初の狙いはグランアレグリア。アーモンドアイが出てこようが何だろうが勝負になると踏んでいた。

しかし、これが出走回避。次いで、内枠を取れれば…と期待していた⑱サウンドキアラがまさかの大外枠。さらに、出馬表を見て穴と睨んでいた⑧ディメンシオンが出走取消。これだけ重なるとレースを「ケン」してアーモンドアイの楽勝劇を見てみたい気もするが…。

アーモンドアイが勝つかどうかは別として、出走してくることで見えて来たことが一つ。それは、「昨年の結果は当てにならない」ということ。
理由は簡単。昨年ワンツーを決めたのは4歳馬。つまり、アーモンドアイの世代だ。クラシック路線で、こてんぱんにやられたアーモンドアイ不在の中行われた一戦で、言葉は悪いがいわば敗者復活戦のようなもの。仮にアーモンドアイが万全でなくとも、昨年出走した馬に負ける事はないと思う。

もし負けるとすれば理由は2つ。
1 ドバイへのカラ輸送の影響
実際、同じステップの①ラヴズオンリーユーは調教師が「絶好調とは言えない」とコメント。このメンバー相手に絶好調である必要はないが、目に見えない疲労が抜けていない可能性はある。

2 リズムを崩した牝馬の難しさ
香港回避からの有馬記念惨敗。さらにはドバイへのカラ輸送。牝馬は、一度リズムを崩すと、元の状態に戻ることができないことが多い。かつてはスティルインラブやメイショウマンボなどの大活躍した馬が、ある時を境に、まるで糸の切れた凧のように凡走を繰り返した。杞憂に終わる可能性もあるが、歴史は繰り返す可能性もまた否定できない。

アーモンドアイの楽勝劇も覚悟しつつ、本命は違う馬に打つ。
◎⑦ダノンファンタジー(川田)
4歳世代の中では力上位の馬。前走も、休養明けに加えて大幅な馬体増、外枠と凡走の条件が揃いながらも、見せ場は作った。勝ち馬とは斤量差と順調度、枠順の差だけで、本番のここでは逆転可能とみた。

枠順も馬場の恩恵を受けられる内枠を引くことができたし、川田騎手なら後ろから行って着を拾うような競馬はしないはず。強気の競馬からの押し切りに期待。馬自身も、瞬発力勝負になりやすい東京コースとの相性も悪くない。

何より強調したいのは、昨年のクラシックであれだけ人気に推された馬がまさかの人気薄であること。順調なステップで、騎乗するのは主戦騎手。距離もコースも問題なしで、不当な人気薄といえる状態。今後、この馬をこんな倍率で買えることはないはずで、一票投じる価値は十分だ。
あえてもう一頭挙げるなら⑭スカーレットカラー。アーモンドアイ世代たが、クラシック当時とは別馬。

馬券は単複に加えてワイド、馬単を少々。
単勝⑦、複勝⑦。
ワイド⑦ー⑭、馬単⑦→⑭。