『おいしい』からはじまる薬膳
YU'S薬膳 祐です
いつもありがとうございます
もうすぐ梅雨☔️に入りますね。
「梅雨は湿度の高さが特徴。
適度な湿度は身体を潤してくれますが
雨の日が続き湿度が高すぎると
体にさまざまな影響を及ぼす邪気
中医学でいう〈湿邪〉となってしまいます」
梅雨時期の平均湿度はなんと
70〜80%!
5月から急激に高くなります。
「消化機能全般のことを〈脾(ひ)〉
と言います。
梅雨は脾の働きが盛んになる時期なのですが、
湿を嫌う性質を持っています。
せっかく脾が活発になっても、
湿の影響を受けて働きが低下してしまうことも
不調の大きな原因。
このため、
□お腹の張り
□胃もたれ
□身体の重だるさ
□むくみ
□下痢
などの症状が多くみられます。
これらは
湿が身体の中の気血の巡りを停滞させるために
起きるので、気血の巡りを良くし、
余分な湿を身体の外に速やかに排泄する食材を
毎日の食事に取り入れることが大切です。
脾(ひ)を整えることが何より肝心!
脾の主な働き
1)食べ物の消化・吸収
2)食べ物を栄養に変えて各内臓へ送る
3)筋肉や手足に栄養を送る
4)体内の水分代謝の調節
5)血液循環をコントロールする
6)体内の毒素など不要なものを便や尿で排泄する
では
一体どんな食材がおすすめなのでしょうか?
梅雨時期におすすめの食材とその効果
1.辛味の食材で発汗させて、湿を体外に排泄させる
→しょうが、ネギ、三つ葉、パクチー、大葉、ミョウガ
2.苦味のある食材で、余分な湿を排泄する
→セロリ、緑茶、きゅうり、豆腐、しじみ、はまぐり、うど、みかんの皮
3.利尿作用で、湿の排泄を促す
→とうもろこし、はと麦、冬瓜、小豆、大豆、黒豆、空豆、白魚
4.温性で香りがある食材で、湿を排泄する
→大葉、パクチー、さくらんぼ、うど、カルダモン
5.脾の働きを助ける
→米、かぼちゃ、隠元、長芋、じゃが芋、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー、干し椎茸、鶏肉、牛肉、ウナギ、イワシ、タラ、カツオ、サバ、蜂蜜、なつめ
「身体から湿を排泄する効果のある食べ物が効果的。 出来れば、蒸したり煮るなど消化の良い調理をメインに、夏に美味しい揚げ物は消化に負担がかかるので食べすぎは禁物です。 意識して取り入れて、不安定な時期を快適に過ごしましょう!」
今日もありがとうございました。