寝息が聞こえる。
(あ、いつの間にか寝ちゃってる)
私達は声のボリュームを落としながら話に夢中になっていた。
その時まで気付かなかったが私の指先はイワくんが頭まで被っていたブランケットの端っこに入っていた。
突然、テレビを見ながら笑っていた自分の顔が一瞬驚きと不安と入り交じったような表情に変わった事に私は気付いた。
(えっ(・・;)何?)
指先に感じる唇の気配
私はいっちゃんとまーくんに気付かれないよう平静を装ってそっと手を自分の膝の上へ戻した。
(今の何なの(・・;)
どういうつもり(・・;)
この人なんか勘違いしてる?
いやいや私そんなつもりないし!
キモい(>_<))
頭の中はそんな感情がぐるぐる回っていっちゃん達の話がまるで入って来なかった。
どれくらいの時間が経ったか
「そろそろ寝よぉ...」
欠伸をしながらまーくんが言った。
「うぅーん」
伸びをしながらいっちゃんはその場でそのまま横になったから私はホッとした。
「いっちゃん!そこに寝ちゃダメだってぇちゃんとベッドで寝よ」
(いやいや、まーくん何言ってるの!
いっちゃん連れていかないでぇ
このイワ男と二人は絶対嫌だ。
やめてやめてやめてぇ)
私は心の中で必死にいっちゃんにここにいてとテレパシーを送った。
つもりだった....

いっちゃんは、「いいのぉ..ここで寝るのぉ...」と半分意識が昏睡状態になったまま、まーくんの言葉を拒んでいたが睡眠にやられたようだった

そのまままーくんに抱えられ隣の寝室に連れていかれた。
「なつちゃん、寒いからお布団で寝なよ」
とまーくんは私に布団をひいてくれて毛布を貸してくれた。
私はイワ男が寝ているのをひっそり寝息で確認し、起こさないように、静かに静かに一人お布団に入り、もしもの事を考え、貸してくれた毛布の一枚をしっかり体に巻き眠りにつこうとした。
ようやくうとうとしはじめた頃、背中ごしに体温を感じた。
