あなたが望むなら 71 | ナツコのブログ

ナツコのブログ

にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

大宮さんの恋物語です。

 

フォ〇ストでアップしておりました過去作です。

 

どぞ・・・。

 

 

*************************************

 

Side.N

 

 

 

お互い体に腕はまわしたままで。

 

俺はまーちゃんを見上げた。




和:まーちゃん?

坂:自分で自分の首・・・しめた・・・。

和:・・・。

坂:和・・・愛してる・・・。

和:ん・・・。



ちゅっと。

 

すごく軽く自然にまーちゃんが俺にキスをした。

もう・・・なんかただ申し訳なくて。

でもされたキスが。

 

俺は全然嫌じゃなくてびっくりしてる。

この人に愛されてる実感はますます心にしみていって。

大事にされている感じが心地いい。

もちろん悪い気はしない。

本当に優しくて素敵なまーちゃん。

あなたを。

 

愛せたらいいのに。










坂:ん・・・ちょっと・・・冷えたな。

和:そう?

坂:ん。ほら、手こんなに冷たくなってる。

和:・・・ん・・・。

坂:手袋・・・車の中にあったよな・・・。



俺の手を両手で包んで。

 

はぁ~って息をふきかけてくれるまーちゃん。

ごしごしと俺の手や頬をさすってくれる。

優しい。

優しいね・・・まーちゃん。

俺をあたためようとしてくれるまーちゃんをじっと見つめる。

きっとあなただったら。

 

絶対に俺を1人にしないね。

俺を・・・不安にさせないね。

俺を・・・すごく愛してくれるね。

・・・。

・・・。

どう考えてもまーちゃんの方がいいように思えてくる。

きっとまーちゃんは自分勝手に俺を抱かないし。

ベッドの中でたくさん話しもしてくれるだろうし。

愛してるって・・・和って。

 

たくさん言ってくれるだろうし。

なにより俺を一番に考えてくれて。

楽しい時も嬉しい時も全部ずっと俺と一緒にいてくれると思う。










でも大野さんは。

全部。

 

きっとまーちゃんならしてくれる事全部・・・やってくれないだろうし。

なにより俺を一番に考えてはくれない。

いや1番どころか。

 

2番でも3番でもきっと・・・ない。

俺に順位なんてきっとつかないだろう。

1人で楽しんで。

 

そんな時は俺の事なんて思いもつかないで。

釣りだのラジコンだの絵を書いたりして。

自分で勝手に楽しむ。

どう比較しても俺にとってはまーちゃんの方がいいに決まってるのに。

どうして。

なんでなんだろう。

いつだってあの人が。

 

大野さんのことが頭から離れない。

悔しくて。

 

たまにすごく憎らしくなる。

ぼんやりと。

 

そんな事を考えながら。

 

まーちゃんがさすってくれる俺の手を見ていた。










坂:帰るか。

和:ん。

坂:寒いもんな。

和:まーちゃん・・・。

坂:・・・ん?

和:ホント・・・いつもありがとう。

坂:・・・。

和:感謝・・・してる。

坂:なにに?

和:俺を・・・愛してくれる事に・・・。

坂:ちゃんと伝わってる?

和:すごい伝わってるよ。いっぱい。

坂:そうか。

和:ん。すごく救われてる。

坂:なら・・・いい。

和:・・・。

坂:行こう。

和:ん。



車に乗り込む。

少し温まるまで動かないで。

まーちゃんは。

 

この辺の街の説明とかしてくれた。


自販機とかねぇなぁ・・・なんてつぶやいている。

しばらくして発進した車。

まーちゃんのそばは以前に比べると格段に居心地の良さが増していて。

ずいぶんと甘えてしまってる。

何でも許してくれるまーちゃん。

でもこんな関係がずっと続く訳ない。

いつかはちゃんと答えを出して。

どんな答えであれ。

 

決めた方向に進まなくてはいけない日がくると思う。

俺はどうするつもりなんだろう。

いつまでこんな事続けるんだろう。

そっと。

 

まーちゃんにもらった時計を手でなでて。

 

ぼんやりと窓の外を見つめていた。


 

 

 

つづく