Summer Splash! 33 FIN | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 


大宮さんの恋物語です。

 

あちらからの移行分です///。

 

楽しんでいただけたら嬉しいです♡

 

 

では・・・どぞ・・・///。

 

 

 

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「ホント僕・・・さっきはびっくりしちゃって・・・。」

「・・・。」

「あんまりちゃんと聞いてなかったから///。」

「・・・。」

「も一回聞きたい///。」

「・・・好きだよ和。」

「///。」

「愛してる。」

「ンフ///。」


嬉しそうに笑う和。

少し涙ぐんだのか。

瞳がありえないくらい潤んでいる。

ああ・・・もうすぐに。

潤との約束をやぶってしまいそうだ。

キスくらいはいいだろうって。

言っておけばよかった。


「僕も好き。」

「・・・。」

「智に言われて気づいた。」

「・・・。」

「こういうの・・・自分の気持ちとか・・・急に気づいたりするんだね。」

「・・・。」

「男同士だから・・・ナイって思っちゃってた。」

「・・・俺も。」

「・・・ね。」

「和。」

「・・・。」

「今日から俺が・・・潤の代わりになるから。」

「・・・。」

「だから・・・」

「潤君の代わりは・・・いらないよ。」

「・・・。」

「僕が欲しいのは智だもん。」

「・・・。」

「フフ・・・。」


言いながら。

抱きついてくる和。

不意に拭く風。

いつもの通り・・・甘さを含んでいる潮風なんだけど。

その理由が。

やっとわかった。

甘いのは。

俺の。

和への思いだったんだ。
















「ねえ・・・智。」

「ん?」

「潤君の事・・・怖い?」

「まあね・・・怖いよ。」

「・・・。」

「・・・。」

「じゃあ約束とか・・・やぶれない?」

「・・・。」

「でもさ・・・誰も見てないよ・・・今。」


上目づかいで・・・俺を見上げる和。

こんな風に。

俺を煽るのか。

これは。

・・・。

・・・。

うん・・・早々に。

約束を破りそうだ。

っていうか。

こんな和。

たまんない。


「・・・智・・・。」

「和。」


和が。

もう。

待っている顔で。

俺を見つめる・・・から。

俺はもう。

何も考えられなくて。

ただ。

その・・・和の。

柔らかそうな唇しか見えなくて。

そっと近づいた。

















・・・と。

あとちょっとのところで。

ガラっと宿の玄関があく音がして。

あっと思った時にはもう。

ぐいっと・・・身体を引っ張られていた。


「いい度胸してるじゃん。」

「・・・じゅ///潤!?」

「もう約束やぶるんだ。」

「あ・・・いや///。」

「マジで・・・付き合いやめさせるよ?」

「・・・でもキスくらい・・・」

「約束だから。」

「・・・。」

「・・・。」

「わかった。」

「和も・・・煽るんじゃない。」

「煽ったわけじゃ///」

「煽っただろ。」

「だって・・・僕も智とキスしたい・・・。」

「そんな事・・・俺の前で二度と言わないでくれ。」


情けない声を出して。

潤が和を連れて行ってしまった。

やっぱり。

ブラコンは潤の方だ。

俺はそう確信した。













これから先が。

思いやられるけど・・・でも。

俺は。

スキップしたくなるくらい浮かれていた。

ずっと・・・刻んでいた心のチクタクは。

愛の秒針だったんだ・・・と知る。

もう夏も終わるけど・・・でも。

俺は。

最高の夏を見つけたんだ。

そう言えば・・・和。

あのひまわり畑・・・枯れてた・・・と何度か言っていた。

枯れてたこと・・・案外残念に思っているのかもしれない。

来年は。

また・・・ここへきて。

満開のひまわりを和と見たい。

そう思った。

これから二人。

どんな風に吹かれるんだろうか。

俺は・・・その風を。

和の隣でどう感じるんだろうか。

楽しみでしかたない。

俺は。

そんな事思いながら。

玄関へと向かって歩いた。
















部屋に戻ると。

雅紀と翔君が・・・もう布団で眠っていた。

机の上には。

雅紀が・・・サキちゃんからもらってきたであろうひまわりの花束が置いてあった。

その隣の・・・黄色いかわいいメッセージカードに書かれていた文字。

「ひまわりの花言葉」

俺は。

それを読んで。

ニヤけた。

明日・・・和にも教えてあげよう。

どんな顔するかな・・・と。

そんな事思いながら。

真夏の太陽みたいな和の笑顔を思い浮かべながら。

俺は。

焦がれる思いを胸に。

布団に横になった。




   ひまわりの花言葉



   私はあなただけを見つめる







FIN

 

 

 

 

 

 

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あちらからの移行分第一弾アップはこのお話でした。

 

大学生の・・・ちょっと若い5人のひと夏の出会い。

 

楽しんでいただけていたら嬉しいです。

 

潤君とニノちゃんの独特な空気感がとても好きで。

 

なので・・・こんなお話を書いたのだと思います。

 

それにしても翔ちゃん・・・ここでもちょっと残念で・・・ごめんなさい///。

 

翔ちゃんが超絶かっこいいお話も・・・書いてみたくなりました///。

 

もちろん大宮さんLOVEのお話ですが♡

 

 

 

 

ではでは。

 

来てくださってありがとうございあした。

 

最後になりましたが。

 

潤君・・・舞台初日おめでとうございます。

 

たくさんの潤担さんに幸せが届きますね///。

 

 

 

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