Summer Splash! 26 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 


大宮さんの恋物語です。

 

あちらからの移行分です///。

 

楽しんでいただけたら嬉しいです♡

 

 

では・・・どぞ・・・///。

 

 

 

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・・・和・・・?

急に。

和の気配を感じなくなって。

キョロキョロと探す。

ついさっきまで。

俺の前を歩いていた・・・ちょっと猫背の後ろ姿が。

見えなくなった。

立ち止まってひまわりを見て。

物思いにふけっていた俺。

完全に。

置いていかれてしまったようだ。

和は。

・・・どこに・・・?

枯れたひまわりの群生の中。

見当をつけて歩く。

枯れてもなお背の高いひまわりと。

山の少しの傾斜に阻まれ。

あまり遠くが見えない。

和。

和は。

どこだ。

・・・。

・・・。

ひまわりをかき分け奥へと進む。














   ・・・和!・・・


少し大きめの声で呼ぶ。

声を出して気づく。

自分が少し焦っていることに。

居なくなる訳がない。

必ず近くにいるはずなんだ。

でも・・・どこに?

俺は。

少し早足で。

方向なんてよくわかっていないけど・・・でも。

とにかく。

進んだ。

すると。


   ・・・智♪・・・


声が聞こえ。

振り向くと。

意外に近い距離に。

和が。

いた。

まるで。

真夏の太陽のような笑顔で。

ひょっこりと。

そこにいた。

ジリジリと。

胸の焦げる音がする。

チクタクと。

心の秒針を刻む音がする。

風が・・・ふわっと吹いて。

いつものあの。

少し甘い潮風を感じた。

この。

潮風が消える前に。

追い付きたい。

太陽みたいな和に。

近付きたい。

笑顔の和と。

一緒に笑って。

咲いていたい。

まだ。

夏を終わらせたくないんだ。












駆け寄った俺に。

すぐに屈んだ和が・・・言った。


「見て♪」


指さすそこには。

満開の・・・小さなひまわりが1本。

キレイな黄色で。

そこにいた。


「これ・・・他のと比べるとちっちゃいね。」

「・・・。」

「だから咲く時期がずれたのかなぁ。」

「・・・。」

「他のが枯れて・・・やっと日が当たり始めたのかも。」

「・・・。」

「すっごいキレイだね。」

「・・・。」


たった1本のひまわり。

小さな小さなひまわりだったけど。

本当にキレイで。

満開で。

夏を感じて。

まだ・・・俺と和の夏が。

終わっていないように思えて。

嬉しくなった。

俺も。

ひまわりをよく見ようと。

屈んだ・・・瞬間。

和が。

勢いよく立ち上がった。


「ヤダ!虫!!!」


え・・・。

見ると。

足元に。

アリとか・・・ダンゴムシとか。

他にもよく・・・わからない虫が。

うじゃうじゃいた。

枯れた花びらや葉を栄養としているんだろう。

よく見ると。

あちこちに・・・たくさんいる。


「ヤ!足に・・・!」


見ると。

和のビーサンの足から数匹。

アリが・・・這い上がっている。


「さ・・・智!と・・・取って取って!!!」

「///動かないで・・・。」

「は・・・早く!早くして!!!」

「ちょ・・・待って///。」


まるで・・・踊るように足踏みをするその。

すらっとした足のキレイな肌の上を上るアリ。

一瞬・・・その肌に触れることに躊躇した・・・けど。

でも。

かなり本気で嫌がっている和がかわいそうで。

俺は・・・そのふくらはぎの裏に思いきって手で触れ。

小さなゴマみたいなアリを。

手で払った。


「も・・・帰る!」


言うと和は。

さっと・・・身体を翻し。

俺を見向きもしないで。

走り去った。

・・・。

・・・。

なんかもう。

俺。

いろんな事が裏目で。

何やってんだろう・・・と。

小さくためいきをついた。

せっかく見つけた小さなひまわりが。

吹く風に揺れていて。

やっぱり。

夏の終わりを・・・感じた。








つづく