ホワイトデーのお話(仮)♡8 FIN | ナツコのブログ

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大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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大宮さんの恋物語です。

 

こちらは続編です///。

 

本編はこちら→「バレンタインのお話(仮)♡1」です。

 

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「なんか。」

 

「・・・ん?」

 

「和と再会して・・・こういう風に付き合い始めてさ。」

 

「・・・ぅん。」

 

「なんか俺。すごく自分に自信が持てるようになった気がする。」

 

「・・・それを言うなら・・・。」

 

「ん?」

 

「僕の方よ。」

 

「・・・。」

 

 

言いながら小首をかしげると。

 

そっと左手で右耳に髪をかけた。

 

その・・・クロスする仕草があまりにも艶やかで。

 

チラリと見えた白い首筋に。

 

釘付けになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなたと再会してから。いいことばかり起きるの。」

 

「・・・そうなの・・・?」

 

「ぅん。」

 

「例えば?」

 

「・・・お給料が上がったの。がんばってくれてるからって。店長があげてくれたの。」

 

「・・・。」

 

 

それは///。

 

あの・・・レジの長蛇の列を見れば理由がわかる。

 

逆に・・・以前よく行ってたこっち側のコンビニが。

 

この間覗いたら・・・全然暇そうで。

 

もしかしてつぶれちゃうかもな・・・なんて。

 

そんなこと思うほどだった。

 

 

「それからね。新しい社員が来ることになって。」

 

「・・・へぇ。」

 

「僕の夜勤がね。減るの。」

 

「マジか///。」

 

「フフ・・・ぅん。」

 

 

それは嬉しい。

 

夜勤のせいで・・・会えない時間が多くあったし。

 

なにより。

 

過保護と言われるかもしれないけど。

 

深夜の勤務は心配だったから。

 

だから・・・少しほっとする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それとね。」

 

「まだあるの?」

 

「あるのよ。すごいのが。」

 

「・・・///。」

 

 

それはそれは嬉しそうに。

 

俺を覗きこむ和。

 

話に夢中なのはわかるけど。

 

これほど純粋で無垢な表情で近づかれると。

 

俺の・・・いろんなところが崩壊しそうになる///。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この間。離婚したお父さんから久しぶりに連絡があって。」

 

「・・・へぇ・・・。」

 

「なんかね。借金の返済の目途が立ったていうの。」

 

「ぅん・・・。」

 

「それでね。もう一度やり直そうってお父さんが言って。」

 

「・・・。」

 

「もしかしたら再婚?できるかもしれないのよ。」

 

「・・・すごい・・・。」

 

「でしょ?すっごく喜んでた。お母さんが。」

 

「それは・・・よかったな。」

 

「・・・ぅん///。」

 

 

はにかみ・・・微笑む和。

 

もちろん和も嬉しいんだろうけど。

 

苦労してきた母親が。

 

嬉しそうにしていることも・・・嬉しいんだろう。

 

和にとっては母と父だけど。

 

かつては・・・俺が和を愛するように。

 

そして和が俺を愛するように愛し合った二人で・・・だから結婚したんであって。

 

事情があって離れ離れになったけど。

 

また二人・・・一緒に暮らしていけるなら。

 

そんなに嬉しいことはない・・・と。

 

胸にぐっときた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ふいに・・・風が吹く。

 

花びらが舞い渦を巻くことで・・・風が可視化する・・・から。

 

ぼんやりとその行方を目で追って空を見上げた。

 

俺と再会してからいいことばかり起きるというのは・・・偶然かもしれないけど。

 

それでも。

 

和がそう思ってくれるなら嬉しいし。

 

もっともっと・・・これからもずっと。

 

嬉しい思いをさせてあげたいって思う。

 

 

「それから・・・もっとすごいこと。」

 

「もっとすごいのがあるの?」

 

「あるのよ///。」

 

「・・・なに///?」

 

「あなたに愛されて・・・本当の幸せを知ったってこと。」

 

「・・・ぇ。」

 

「や///ちょっと恥ずかしいけど。本当のことだし///。」

 

「・・・。」

 

「付き合い長くなると言えないかもしれないから。今のうちに言っておく///。」

 

「・・・。」

 

「僕ね。これが幸せかぁ・・・って。毎日思いながら生きてるの///。」

 

「・・・。」

 

「あなたのこと思うと・・・ぁ・・・んっ///。」

 

 

抱き寄せ。

 

キス。

 

した。

 

すごく自然に。

 

まるで・・・風に押されるように。

 

花びらに導かれるように。

 

触れた唇。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・それ。」

 

「・・・///。」

 

「付き合い長くなっても言ってほしいんだけど。」

 

「え~///かなり恥ずかしいと思う・・・けど。」

 

「・・・けど?」

 

「それであなたが喜ぶなら・・・がんばって言う///。」

 

「喜ぶから。言って。」

 

「・・・わかった・・・じゃあ。」

 

「・・・?」

 

「そろそろ行こ?」

 

「・・・。」

 

「・・・(ホテル)・・・///。」

 

 

声を出さずに。

 

唇の動きだけで・・・俺に伝える和。

 

って言うか・・・和からそういうこと言われると思ってなかったから。

 

ちょっと・・・いやかなり。

 

ヤられた///。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕だって。近づきたいのよ?あなたに。」

 

「・・・///。」

 

「もっとキスしたいし。触りたいし。ぎゅっとしてほしいし。」

 

「・・・。」

 

「その先も・・・ね///。」

 

「・・・やば///。」

 

「・・・え?」

 

「ちょっと俺もう・・・///ここが・・・で・・・から・・・ゴニョゴニョ///・・・。」

 

「ちょっと///ここどこだと思ってるの?」

 

「ぁ・・・小学校か///。」

 

「さっきのキスでギリよ?早く出よ///。」

 

「ん///。」

 

 

 

ギリ・・・なのか。

 

キス・・・が。

 

いや・・・キスもここでは許されないと思うけど///。

 

キスはギリだと思ってる・・・その甘い考えが。

 

和らしくてかわいいと思う。

 

その後の俺の発言も。

 

決してイケナイコトではないのだけど。

 

さすがに・・・ここ小学校では不適切だった・・・と思い///。

 

慌てて二人・・・裏門から外へ出た。

 

何となく二人同時に軽く・・・振り返り。

 

ちょっと会釈をしてから・・・歩き始めた。

 

まだ・・・夕方の時間。

 

これからの二人の時間も・・・濃密で有意義な時間になるだろう。

 

夜は長い。

 

俺は・・・少しだけ和に近づき。

 

どこのホテル行く?・・・と言った。

 

その話はもう少し小学校から離れたらね///と和が言う。

 

急に真面目になって・・・そんなこと言う和にちょっとだけ笑った俺。

 

それを見て笑う和。

 

笑うタイミングが一緒。

 

そんなことにも。

 

幸せを感じて。

 

俺は・・・一度だけきゅっと。

 

和の手を握った。

 

 

 

 

 

 

FIN

 

ですが・・・///明日20時におまけを限定記事でアップさせていただきます///。