大宮さんの恋物語です。
プロローグがございますのでこちらからどぞです///。
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Pretender~プロローグ1 | ナツコのブログ (ameblo.jp)
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ではでは・・・どぞ///♡
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Side.O
駅前の居酒屋。
混んでいて・・・カウンター席に案内される。
まだ。
彼は来ていない。
・・・。
・・・。
俺の隣のサラリーマンが。
大きな声でエ ロい話をしている。
やっぱ巨 乳だよな・・・とか。
ア ノ時の声が大きいのはちょっと・・・とか。
少し眉をひそめたくなるような。
もっと下品な話もしている。
違う店にすればよかった・・・と。
もう少しこじゃれた店にすればよかった・・・と。
後悔している。
でも・・・遅くまで開いている店がここしか見つけられなくて。
いや・・・がんばって探せばあったかもしれない。
場所を変えればあっただろう。
混雑してるのはしかたないとしても。
隣の声が丸聞こえで・・・しかもいただけない話となると。
気まずいよな・・・なんて思って。
今からでも他の店・・・と近くにある店を探そうとスマホをいじっていたら。
「おつかれさま。」
涼やかな声が聞こえ。
顔を上げると・・・そこに。
彼がいた。
昨日のスーツとは違うラフな格好。
下は細身のジーパン。
青と白のラグランのTシャツ。
特別おしゃれ・・・という訳ではなさそうだけど。
美容師だからか・・・それなりの服装している。
腕が細いのか・・・Tシャツが大きいのか。
二の腕とシャツ袖の隙間がぽっかり空いていて。
そんなところに目が行ってしまい・・・。
って言うか。
全体的に・・・なんかキレイで。
男なのにキレイで・・・ちょっとドキッとする。
「待った?」
「・・・いや。」
「ちょっと遅くなっちゃってごめんね。」
言いながら・・・髪を耳にかける。
汗で濡れた襟足が。
真っ白な首筋に張り付いていて。
そこからの・・・顎のライン。
男にしては細くて。
て言うか男相手にそんなところ見るなんて・・・・と。
初めてのことにとまどう。
記憶の中の彼よりも。
まぶしくてキレイで。
落ち着かない。
どんな風にして・・・ここで再会するのかと思っていたけど。
その声と顔からは・・・拒絶は見えなくて。
好意的・・・とは言えないけど。
少なくとも嫌な顔はされなくてほっとする。
俺は・・・軽く咳ばらいをして。
腰を浮かせ座り直した。
ビールで乾杯して。
少しだけ他愛もない話。
仕事が何時に終わったのか・・・とか。
今日は忙しかったのか・・・とか。
そんな話。
そう言えば。
隣が・・・エ ロい話をやめている。
って言うか全然声が聞こえない。
チラ・・・と見ると。
俺の隣の彼を。
チラチラと見ている。
なんか。
・・・。
・・・。
やな感じがして。
体を斜めにして・・・テーブルに肘を置き。
前かがみになって・・・隣の奴らから彼を隠した。
「本題。」
「・・・え?」
「本題に入ろ。僕を呼び出した理由。」
「・・・ぁ・・・ああ。」
怒っているわけではないのは。
その表情から見て取れた。
でも。
楽しく飲んでしゃべって・・・という感じではないのもわかっている。
今日ここに二人いるのは。
理由があるから。
俺が呼び出したから。
「その・・・あの夜のことなんだけど。」
「もうさ。ホントいいから・・・あの夜のことは。」
「よくないよ。」
「・・・いいってば・・・。」
「よくない。俺には責任がある。」
「どんな責任よ。」
「だから・・・その・・・君を・・・その・・・///。」
「抱いた責任?」
「・・・っ・・・///。」
一瞬。
隣を見る。
聞こえちゃったんじゃないかって・・・驚く。
・・・けど。
隣はもう・・・ゴルフの話に夢中になっている。
・・・よかった・・・。
「いいってそういうの。」
「そうはいかない。」
「なんでよ。女子相手じゃあるまいし。」
「・・・。」
「責任とかそういうのは・・・」
「ぁ・・・そうだ・・・そのことでちょっと・・・。」
「・・・ん?」
「聞きたいことがあるんだ。」
「・・・なに。」
彼の表情が硬くなった。
つづく