Fake it60 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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ひとつ前に「渋谷のマイファミリー♪」がございます。

 

 

 

 

 

大宮さんのラブラブ物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

少しずつの更新ですが楽しんでいただけたら嬉しいです。

 

 

 ~*~*~*~*~*~*~

 

 


Side.N




「そういう経緯ってどういうこと?」

「・・・俺が・・・教えて?って言って・・・教えてもらった番号じゃなくて・・・。」

「・・・。」

 

「君が俺に連絡を取る手段としてかけてきたんであって・・・。」

「・・・。」

「結果的に番号を知ることになっただけで・・・」

「・・・。」

「だから君に会うには予約を・・・」

「お兄さん。」



お兄さんの手を握る。

指が長くてきれいで。

血管の浮き出た・・・男を感じさせる手。

ずっと。

体の脇で・・・モゾモゾしていた指を。

その両手を俺の両手で握り。

お兄さんの言葉を止めた。

お兄さんのきゅっと閉じた唇が。

少しとがる。

すっと。

下がる視線。

まるで・・・子供が怒られているみたい。


















そんなお兄さんを見て。

ふつふつ・・・と。

心の奥で何かが生まれる。

今までも・・・こんな思いになることあったけど。

気づかないふりをしていた。

でも今日は・・・今はもう。

思いが大きくなりすぎて・・・気づかないフリなんてできなくて。

って言うかもう・・・この思いを無視したくない。

どんどん膨らんでいく思いに。

溺れそうになり。

もう・・・いいか・・・って。

もういいよねって。

だって俺。

こうして・・・お兄さんに会えるのを。

待ち望んでいたんだし。

鍵・・・はただの口実。

俺は。

・・・。

・・・。

お兄さんに会いたかったんだ。

俺は・・・お兄さんを見つめたまま。

お兄さんの手を・・・きゅっと握ると同時に。

とうとう。

沸き起こる感情の・・・ストッパーを外した。

そのとたん。

なだれ込む甘い感情。

少しの息苦しさ。

震えが体を駆け巡る。

くすぐったいのか痒いのかわからない感覚。

でも。

はっきりと言えるのは。

・・・。

・・・。

お兄さんのことが。

愛おしい・・・ということ。

・・・。

・・・。

お兄さんのことが。

好きで好きで・・・たまらない・・・ということ。



















「真面目すぎ。」

「・・・。」

「俺がさ。電話かけたってことは。」

「・・・。」

「番号知られてもいいってことなのよ?」

「・・・。」

「イヤなら非通知でかけられるし。」

「・・・。」

「そこに気づいて欲しかったんですけど。」

「・・・ん・・・ごめん。」

「もう・・・いいけど・・・。」



そう。

お兄さんになら。

番号知られてもいいって。

あの時は・・・思っていた。

お兄さんなら・・・きっと。

悪用もしないし。

俺に所かまわず電話してくるような人じゃないって思ってたし。

・・・。

・・・・。

ああ。

そういうこと。

そっか。

もうすでに。

あの時。

俺は・・・お兄さんを相当信頼していたってこと。

なんか。

今。

お兄さんに言って。

気づいた。

・・・なんだ。

そういうこと・・・。

最初から俺。

お兄さんのこと・・・。


















すっと立ち上がり。

お兄さんの正面に立ち。

瞳を見つめる。

久しぶりに見るお兄さんは。

記憶よりも・・・かっこよくてドキドキする。

でも・・・まっすぐに俺を見てくれる感じが。

ああ・・・やっぱりお兄さんだなぁ・・・って思って。

この人だけを。

こんな風に・・・瞳に映して生きていけたら。

どんなに幸せなんだろう・・・なんて叶いもしないこと思ったら。

不意に・・・目の奥が熱くなって。

慌てた俺は・・・すっと・・・視線をネクタイに移した。





















「仕事・・・忙しかったの?」



だから・・・なかなか予約もできなかったの?と。

今日まで放置されていた理由を・・・仕事のせいだと思いたくて聞いた。

聞きながら。

お兄さんのネクタイを外す。

ちょっとだけ・・・指が震えたけど。

気づかれていないはず。



「ぅん・・・ちょっと地方に行ってて・・・。」

「・・・そう・・・。」

「イロイロあって・・・長く滞在することになって・・・。」

「大変だったの?」

「・・・ん・・・まあ・・・少しね・・・。」



するり・・・とネクタイを抜き。

お兄さんのシャツのボタンを外し始める。

いつものペースにもっていくことで。

心を落ち着かせる。



 

 

つづく