一緒に暮らしているリアル妄想の大宮さんのBL物語です。
では・・・どぞ///。
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Side.O
俺は。
船長に・・・明日帰ると伝え。
飯の準備をし始める。
そうだな・・・明日・・・早朝にちょっとだけ釣りをして。
そしてもう・・・昼前には帰ろう。
だってきっと。
和はもう・・・俺に帰ってきてほしい・・・と。
思ってるだろうから。
そう。
和が望むなら。
この身を捧げることなど・・・たやすい。
和は・・・俺を自由人だと思ってるみたいだけど。
そんな俺でも。
お前のことはまるで俺の一部のように思っている。
だから。
楽しいことは一緒に。
もし悲しいことがあるのなら。
降りかかる悲しみをすべて俺に預けてほしい。
和。
俺の。
愛しい人。
ずっと笑っていてほしい。
幸せにしてやりたい。
もう一度。
五人の写真を見る。
笑顔の五人。
俺も・・・笑顔になる。
離れていても。
通じ合える何かがあって。
言葉では上手く説明できないんだけど・・・でも。
なんとなくわかる。
松潤の大河は・・・発表になる前からもちろん知っていた。
受けるべきだよ・・・と。
みんなで言ったこと思い出す。
相葉ちゃんのVS魂は・・・毎週見ている。
体調不良の連絡が来た時は・・・俺も和の隣にいたから。
だから心配したし。
翔君は・・・あの新番組。
和と一緒に見た。
バク転は俺たちがさせてあげたかったね・・・とか。
翔ちゃんと料理の相性は悪くないんだけど時々狂気を感じる・・・とか言って。
テレビに向かって・・・いろいろと突っ込んでいた///。
嵐としての活動は休止になったけど。
俺たち五人は・・・実は何も変わっていない。
突然・・・スマホが震え。
五人のLINEに。
俺が今まさに見ていた五人の写真が送られてきた。
それは・・・松潤からで。
写真だけがポン・・・と送られてきた。
すぐに・・・相葉ちゃんの返事がくる。
「俺も今ちょうど見てたよ!」・・・と。
少し遅れて・・・翔君から・・・「↑同じく」・・・と送られてきて。
翔君から少し遅れて和が「↑同じく」・・・と翔君の真似をして送られてきた。
俺も。
そのままコピーして。
「↑同じく」・・・と送ったら。
相葉ちゃんから・・・すぐに。
「リーダー!お塩食べてね!お刺身にも合うって。宮古島のお土産。翔ちゃんと俺から!」
・・・と送られてきた。
すると・・・すぐに。
「あいバカ。」・・・・と和の文字。
そうか。
あのお塩は・・・翔君と相葉ちゃんのお土産なのか///。
刺身にもあうなんて・・・。
ばらされた和は。
なんで怒ってるの?の相葉ちゃんの問いには答えずに。
多分恥ずかしいから・・・なんだろうけど。
怒りのスタンプを各種送りつけていた///。
俺へのLINE。
「内緒」の文字にハートまでつけた・・・のに。
全部ばらされて。
そんな相葉ちゃんに怒りをぶつけている和。
相葉ちゃんは・・・なんで?なんで?ねぇなんでよ・・・と問いただすけど。
和はそれには応えない。
松潤と翔君は・・・何かを察したのか。
一向に出てこない。
既読はしているけど・・・静観している。
俺も。
読んでいるだけ・・・だ///。
明日は。
早く帰った方がいいような気がする。
いやもう。
・・・。
・・・。
なんなら。
今夜今から・・・帰るか・・・?
時計を見て。
現在地を確認する。
・・・。
・・・。
うん。
帰れる。
今日中に帰れる。
俺は。
船長に声をかけ。
今すぐ岸に向かってもらうように・・・お願いした。
早く帰って。
ご機嫌斜めな和ごと。
全部抱きしめて。
なだめてやらなくちゃ・・・と。
そんなこと思いながら・・・俺は。
スピードをあげた船の上で片付けを始めた。
雪が。
強く顔に当たる。
まるで。
和の怒りみたいだ。
吹雪みたいに荒れ狂ったその心を。
俺が・・・穏やかな粉雪に変えてやるから。
だから待ってろ。
和。
きっと今頃。
イライラしてエアドラムでもしてるんだろうな・・・と。
そんなこと思いながら俺は。
和がしてくれたマフラーを。
くるり・・・と巻き。
和の暖かさに包まれた。
揺れの激しくなった船の上で。
スマホの5人の写真を見つめながら。
The End
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ありがとうございました。
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