【超嵐】~大宮~affection① | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
こんばんは♪
 
 
 
 
 
【超嵐】お祭り企画に参加させていただきました♡
 
まずは・・・R所長、R*さん。

 

楽しい企画をありがとうございました。

 

今回もまた。

 

お世話になります///。

 

 

 

 

 

 

 

そして。

 

初めまして・・・の方。

 

いつも来てるよ・・・の方。

 

お久しぶりです・・・の方。

 

よろしくお願いいたします///。

 

ただただ・・・楽しんでいただけたら♡

 

 

 

 

 

 

 

 

曲は復活LOVEのカップリング「affection」。

 

初めからこの曲の一択でした。

 

以前のリクエスト企画の時にも。

 

この曲をエントリーさせていただきました。

 

ピアノの音がお琴の音に聞こえ。

 

聞くとその世界観にどっぷり浸かってしまう大好きな曲です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは。

 

大宮さんのBL物語です。

 

1話では終わらずつづき物でございます///。

 

・・・どぞ。

 

 

~*~*~*~*~*~*~*~

 


<和也の語り>

 

 

障子を薄めに開ける。

 

行灯が必要な時間でもないのに。

 

二階から見る空が少し薄暗い。

 

ひゅっと空気が入り込み。

 

湿気をまとったような部屋の温度が。

 

急速にさがるように感じる。

 

交 わった後の・・・特有の空気。

 

け だ る さと熱。

 

火 照 った素肌に・・・冷たさが心地いい。

 

 

 

「冷えるだろ。こっちへ。」

 

 

 

甘さを含む声。

 

そっと振り向くと。

 

乱 れた床に横たわる愛おしい人。

 

その美しい手で私を手招く・・・から。

 

誘われるがまま。

 

智様の腕の中に入り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つい先刻まで・・・私を狂 わせたこの人。

 

そのにくらしいほど美しい体にそっと触れ思い出す。

 

この体に揺 らされ。

 

この唇で口 づけられ。

 

この指での ぼらされ。

 

この心で・・・包まれた私。

 

思い出すだけで体が熱 くなる。

 

すっと・・・私の肌 をなでる指。

 

その柔らかな触れ方に・・・身 も だ える。

 

 

 

「もう一度抱 きたい。」

 

 

 

耳を。

 

ち ゅるりとな められ。

 

ぁ ・・・ と小さく声が漏 れ出る。

 

その声を・・・了承ととらえたのか。

 

ぐ ・・・ と覆 いか ぶさってくるから。

 

その体を避 け床から這 い出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう時間がありませんから。」

 

「・・・。」

 

「ちょっとゆっくりしすぎました。」

 

「・・・。」

 

 

 

言いながら立ち上がり着物に手を伸ばす。

 

名残惜しい気持ちは・・・自分にもある。

 

もう一度。

 

いえ・・・一度ならず何度でも。

 

この人に抱 かれたい欲求はある。

 

何度も何度も・・・この人に抱 かれたい。

 

体が離れた直後から。

 

もうすぐ次に抱 かれることを思うのだから。

 

どれだけ惚 れているのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「雪だ。ほら。」

 

 

 

嬉しそうに弾む智様の声に顔をあげ。

 

あけた障子の隙間から外を見ると。

 

ふわふわと・・・ゆっくりと落ちていく白いもの。

 

どうりで。

 

寒いと思った。

 

 

 

「私が先に出ますから。支度してきてくださいね。」

 

「・・・ん。」

 

「あのいつもの・・・宿場町の少し先の角で待っています。」

 

「急ぐよ。和也に寒い思いはさせられない。」

 

「ちゃんと時間差をつけてください。一緒に出たと思われないように。」

 

「・・・。」

 

「私は大丈夫ですから。」

 

 

 

言いながら着物の帯をきゅっとしめる。

 

髪を手櫛で整えながら・・・ではと振り向くと。

 

いつのまに起き上がったのか。

 

襦袢を羽織っただけの。

 

立ち上がった智様にひしと抱 きしめられる。

 

 

 

「ついさっきまで・・・。」

 

「・・・。」

 

「俺の上であんなに乱れていたのに。」

 

「・・・。」

 

「着物を着たお前は・・・。」

 

「・・・。」

 

「隙がなくなるな。」

 

「・・・。」

 

「そんなお前にも。」

 

「・・・。」

 

「そ そられる。」

 

 

 

言いながら・・・動物を狩るような目つきの智様に見下ろされる。

 

こういう顔をした智様に。

 

何度・・・着たばかりの着物を脱 がされたことか。

 

そればかりか着たままで///い たしたことも・・・。

 

本当にこの人は・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう・・・趣味が悪いですね///。」

 

「そんな・・・趣味の悪い俺に惚れているお前も趣味が悪い。」

 

「ふふ・・・確かに///そうですね。」

 

「認めるんだな。」

 

「ええ認めます。惚れているのは事実ですから。」

 

「・・・。」

 

 

 

挑むように見上げると。

 

嬉しそうに目じりを下げて私を見る智様。

 

口元が緩んでいる。

 

この・・・お顔が私は大好きで。

 

だから時々素直に心の内を言葉にする。

 

なかなか素直になれない私だからこそ余計に。

 

たまの本音は・・・喜んでもらえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「愛しているよ。」

 

「ええ・・・私もです。」

 

 

 

ありふれた言葉でも。

 

この人の口から語られるものはすべて。

 

心地よく心を揺らす。

 

 

 

「今日は素直だな。」

 

「そう・・・でしょうか?」

 

「・・・やっぱりもう一度抱 きたい。」

 

「それは無理です///では・・・。」

 

 

 

名残惜しそうに私の手を握 ったままの智様の。

 

その手をするりとすり抜け廊下への襖をあけた。

 

この瞬間だけは誰にも見られないように・・・と。

 

左右を確かめ・・・そっと部屋を出る。

 

そうしないと。

 

わざわざ部屋を二つとっている意味がなくなる。

 

まるで別々の二人のように時間差をつけてこの宿屋に入ってきたのだから。

 

部屋から出られるところは見られてはいけない。

 

そう。

 

私と智様は。

 

人には知られてはいけない関係。

 

秘 密の・・・関係なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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つづく

 

 

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作者のナツコです。

 

読んでくださってありがとうございます。

 

毎日朝8時夜20時の二度更新を予定しております。

 

楽しんでいただけたら・・・♡

 

 

 

 

ではでは。

 

来てくださってありがとうございました。

 

 

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