大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~
そして・・・次の日。
午前中僕はホテルのパブリックスペースの飾りつけとかでお店を留守にしていて。
潤君は市場やらお客様へのお届け・・・で一日中外に出ていて。
結局一度もお店に来られなかった。
夜はお得意様のパーティに参加があるから・・・って。
そのまま行っちゃって。
だから・・・相葉さんと櫻井さんのこと。
ゆっくりと話ができなかった。
一度だけ。
仕事の事で電話があって。
その時に・・・相葉さんと櫻井さんのこと言おうと思ったんだけど。
なんか・・・潤君も察してるみたいだったから。
だから特に何も言わなかった。
そして今。
夜。
ちょっとだけおめかしした僕は。
・・・と言ってもいつもと同じような白シャツで///。
でもこの白シャツは今年の誕生日に潤君からもらったヤツで。
すごく肌触りのいい・・・上質な白シャツなんだけど。
それを着て。
ホテルの正面から入った僕。
チラリとスマホを見たけど・・・大野さんからはまだ連絡はない。
今日は遅番の大野さん。
今朝・・・僕の方が先に起きたけど。
大野さんはいつも・・・僕が起きる気配で起きてしまう。
まだ寝ていてもいい時間なのに起こしてしまって。
行ってらっしゃいって・・・言って。
ちゃんと玄関まで送ってくれて・・・鍵をかけてくれる。
それは嬉しいことなんだけど・・・でも。
・・・。
・・・。
もしかしたら。
僕はまだ・・・あの部屋ではお客さんなのかもしれない。
もしも・・一緒に住んだら・・・。
なんて。
またそんなコト思う。
大野さんは・・・どう思ってるんだろう。
僕は・・・ホントに。
お付き合いできているだけで十分満足なんだけど。
でも・・・ね。
やっぱり・・・一歩ずつ進みたいって思いはあって。
それは夢みたいなことかもしれないけど。
もうずっと・・・なんとなく漠然と思っていたこと。
今が幸せだから・・・深くは考えてなかったけど・・・でも。
もし大野さんと一緒に住めたら。
もしかしたらもっともっと・・・すごい幸せが待っているのかもしれない。
もっともっと大野さんの心の奥に入れるのかもしれない。
もっともっと大野さんに近付けるのかもしれない。
もっともっと。
愛し愛されるのかも。
そんな日が。
いつか来るのかな。
大野さんはどう・・・思ってるんだろう。
あまり・・・こうしたいとか言わないから。
でも・・・うん。
ホントは正直に聞けばいいんだけど・・・ね。
でも・・・もしかしたら大野さんは。
僕と一緒に暮らすってことは考えてなくて。
でもそれを言ったら僕が寂しがるから。
だから・・・言えない・・・とか・・・?
僕は・・・もう一度スマホを見て。
大野さんはまだだけど・・・時間だからもう行かなくちゃいけないって思って。
僕は慣れないお客さん用のエレベーターに乗り。
最上階のBarに降りた。
こっちの・・・お客さん用のエレベーターから降りたのは初めてで。
だから・・・すぐにBarの入り口になっていてびっくりする。
恐る恐る・・・エレベーターから降りると。
「いらっしゃいませ。」
声がして。
ちょっとびくってなってそっちを・・・向いたら。
・・・あ・・・この人は。
「あれ?お花屋さん・・・?」
「ぁ・・・はい・・・こんばんは///。」
「え・・・今日は・・・あれ・・・?」
「あの・・・予約・・・したんです僕///だから今日はお花屋じゃなくて///。」
「おぉ♡お客様ですね。それは・・・ありがとうございます。」
「あ・・・でも・・・まだもう一人が来てなくて///。」
「・・・いいですよ全然。ご予約のお名前は・・・?」
「えと・・・オオノ・・・で予約してます///。」
「あ・・・ぁ・・・こちらですね。窓際のお席ですね。」
「・・・はぃ///。」
.
つづく
〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*~
作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
お話はまだまだ続きます。
毎日8時20時に更新の予定でございます。
あちらへは終話後に一気にアップさせていただきますね。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪
また今後・・・ですが。
お話更新中のコメントにつきましては。
お返事お休みさせていただきたいと思っております。
ネタバレの危険と///。
お返事が時差になってしまう可能性がありますので///。
ご了承いただけたら・・・と思ってます。
もちろん。
頂けるコメントはとても嬉しく拝見いたします♡