大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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窓際の席・・・は。
このBarではすごく人気の席だった。
ラブチェアと呼ばれていて///。
大きなソファが一つ・・・窓を向いて置かれているスペース。
観葉植物で囲われているから。
その・・・周りからあまり見られなくて///。
キレイな夜景を見ながら二人でまったりできるから・・・だから。
すごく人気の席だった。
でも・・・秘匿性が高い席だからこそ。
内密の話や商談とかに使われることもあって。
だから・・・男同士でも使う人がいる・・・と。
タクミさんから聞いたことがあって。
それで・・・今日は思いきって予約をしてみたんだ///。
「どうしますか?よければカウンターで飲みながら待ちますか?」
あ・・・それは・・・ありがたい///。
さすがに一人でラブチェアは・・・なんかちょっと恥ずかしいから///。
「ありがとうございます。いいですか?待たせてもらっても・・・。」
「もちろんですよ。いつもお世話になっているので。僕がご馳走しますよ。」
「いえ///そんな・・・いいです///。」
「いやいや・・・逆にこんな機会ないですからね。僕にご馳走させてくださいよ。」
「・・・・すいません///。ありがとうございます。」
「気にしないでください。僕を誰だと思ってるんですか?」
「・・・えと・・・誰でしたっけ///。」
「斉藤さんだぞ!」
「フフ・・・。」
この人は。
このBarに三人いる「斉藤さん」の内の一人で。
サブマネージャーの斉藤さん。
あんまり会う機会はないんだけど・・・でも。
元芸人さんだったらしくて。
おしゃべりがすごく面白い。
頭髪が・・・その・・・あんまり・・・その・・・ナイ・・・んだけど///。
「斎藤さんだぞ!」は・・・この人の芸だったらしく。
誰でしたっけ?は一連の流れ・・・らしくて///。
それはタクミさんに教えてもらったんだけど。
言いながらジャケットをばっと開く姿が。
この人のキメポーズのようだった///。
案内されカウンターに座ると。
タクミさんが・・・いた。
「ぁ・・・こんばんは///。」
「いらっしゃい。お花屋さん。」
「工君。窓席ご予約のお花屋さんに軽めの一杯ご馳走して。僕からだから。」
「かしこまりました。」
「お花屋さん。ゆっくりしていってくださいね。」
「ありがとうございます。斉藤さん。」
もう一度・・・無言でジャケットの前をばっとあけて///。
それで・・・クルリとキレイにターンをすると///入り口の方へと戻って行った斉藤さん。
その背を目で追っていたら。
「・・・お花屋さん。」
「ぁ・・・はい。」
「今日はあの・・・警備員さんと待ち合わせ?」
「は・・・ぃ・・・そうです///。」
「そう・・・。」
すっと。
手元のグラスに視線を落とすタクミさん。
やっぱり・・・かっこいいと思う。
カウンターの向こうの端に座っている女性は。
タクミさんをじっと見つめている。
多分・・・一人。
きっとつい今までタクミさんとおしゃべりしていたんだろう。
ちょっとだけ退屈そうに。
でも・・・スマホをいじるでもなく。
じっと・・・僕達の方を見ている。
って言うか今日。
大野さんと一緒って・・・ばれてる///。
他にもいろいろと・・・ばれてそうで。
やっぱりちょっと恥ずかしい///。
「お花屋さん・・・今日昼間来てくれたんだね。」
「ぁ・・・わかりますか?」
「お花がね・・・変わってるから。」
「・・・。」
カウンターのお花。
そう・・・今日はこのホテルのパブリックスペースの飾りを変更した時に。
ここにも来て・・・テーブルの飾りつけも替えたんだ。
.
つづく
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作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
お話はまだまだ続きます。
毎日8時20時に更新の予定でございます。
あちらへは終話後に一気にアップさせていただきますね。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪
また今後・・・ですが。
お話更新中のコメントにつきましては。
お返事お休みさせていただきたいと思っております。
ネタバレの危険と///。
お返事が時差になってしまう可能性がありますので///。
ご了承いただけたら・・・と思ってます。
もちろん。
頂けるコメントはとても嬉しく拝見いたします♡