大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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「相葉さん？」
『ごめんねニノちゃん。大野さんとラブラブ中に。』
「どう・・・だったの？」
『俺ね・・・ふられちゃった。』
「え・・・じゃあ・・・櫻井さんが・・・」
『櫻井さんもふられた。今二人で飲んでる。』
「え・・・二人で？」
『うん。櫻井さんは大野さんに電話かけてるでしょ？だから俺はニノちゃんにかけてるの。』
「ふられたって・・・え・・・二人とも？」
『うんそう。撃沈。』
「え・・・なんで・・・それは・・・」
『俺達のこと・・・好きだけど。そういう好きじゃないって言われちゃった。』
「・・・。」
『もしキスで勘違いさせたんならごめんって言われて。』
「・・・。」
『なんかもう・・・秒殺？あっという間に話が終わっちゃった。』
「・・・。」
『でもね聞いたの俺。なんで俺じゃダメなの？って。男だから？って。』
「聞いたんだ・・・すごいね。」
『そしたらね・・・そう言う区別はないつもりだけど今まで経験がないからわかんないって言ってた。』
「・・・。」
『男も女も関係ないとは思うけど・・・って。』
「・・・。」
『でもまあ男相手じゃなかなかそういう気にはならないなって・・・。』
「・・・。」
『そう言われちゃった。』
「・・・。」
『つまりさ・・・俺や櫻井さんじゃ・・・。』
「・・・。」
『潤ちゃんを未知の世界に飛び込ませるだけの力はなかったってこと・・・なんだよね。』
「・・・。」
『だからねニノちゃん。』
「・・・？」
『奇跡だから。』
「・・・なに・・・が・・・？」
『愛する人に愛されるってこと。奇跡だからね。』
「・・・。」
『しかも男同士とかさ。すごいことだから。』
「・・・。」
『俺ね・・・もっともっと幸せを感じて欲しい。』
「・・・。」
『大野さんにもニノちゃんにも幸せを感じて欲しい。』
「・・・。」
あまり聞いたことのない・・・相葉さんの真剣な声。
まっすぐに心に届くから。
その強さに息苦しくなって・・・すぐに答えられなくて・・・でも。
「・・・相葉さん・・・。」
『ん～？』
「・・・ありがと。」
『フフ・・・素直なニノちゃんかわいい。』
「僕も・・・。」
『ん？』
「相葉さんには幸せを感じて欲しい。」
『ありがと。あ・・・櫻井さん電話終わったみたいだから。』
「・・・うん・・・。」
『今日はね。二人で飲み明かすんだ。』
「そう・・・。」
『櫻井さん面白いんだよ。宴会マネージャーやってて頭よくてかっこいいのにさ。』
「・・・。」
『うるう月が言えない・・・あ・・・ちょ///やめ///・・・』
「・・・？」
『イタ///もう・・・あ・・・じゃあ切るね。』
「・・・うん・・・。」
『もう・・・櫻井さん///俺まだニノちゃんと話してて・・・・・・・・・』
ツーツーと。
途中で切れた。
なんか。
・・・。
・・・。
楽しそう・・・？
切られたスマホを見つめる。
『大野さんにもニノちゃんにも幸せを感じて欲しい。』
相葉さんの声が・・・脳内でこだまする。
もう十分幸せだけど。
もっと・・・幸せを感じられるなら。
僕は。
「・・・あ・・・相葉さん・・・ふられちゃたらしくて・・・。」
「翔君もだって。」
「・・・二人ともふられるなんて・・・。」
「ん・・・でもまあ早くわかってよかった。」
「・・・。」
眼の前の。
テーブルに置かれたフラワーポットを見つめる。
水に浮かんだグラジオラス。
僕が昼間・・・飾りつけしたお花。
「大野さん。僕・・・」
「失礼いたします。」
あれ？誰か来た。
何も頼んでないのに・・・って思いながら。
「はい」・・・と返事をすると。
タクミさんが・・・すっと姿を現し。
さっと膝まづいた。
え・・・タクミさんって運ぶの？
お盆の上には二つのカクテル。
・・・え・・・と・・・。
頼んだっけ・・・？
.
つづく
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作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
お話はまだまだ続きます。
毎日8時20時に更新の予定でございます。
あちらへは終話後に一気にアップさせていただきますね。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪
また今後・・・ですが。
お話更新中のコメントにつきましては。
お返事お休みさせていただきたいと思っております。
ネタバレの危険と///。
お返事が時差になってしまう可能性がありますので///。
ご了承いただけたら・・・と思ってます。
もちろん。
頂けるコメントはとても嬉しく拝見いたします♡