大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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大野さんが・・・ソーサーも持たずにコーヒーカップだけを持って。
今度は僕の隣に座る。
ちらっと・・・僕のコーンスープを見るから。
すっと・・・大野さんの前にスライドさせた。
大野さんは・・・無言で二口だけ飲んで僕の方へとスープを戻すと。
相葉さんに言った。
「明日にでも会って。すぐ言えばいい。」
「ぇ・・・明日///?」
「和君・・・松本君に連絡できる?」
「できます・・・けど・・・。」
「・・・?」
僕は。
ちらっと思い出す。
あの・・・昼間の櫻井さん。
あの様子だと。
櫻井さんもきっと・・・。
「あの・・・大野さん。」
「・・・ん?」
「もしかしたら・・・なんですけど・・・。」
「・・・。」
「もしかしたら櫻井さんも・・・潤君を好きになっちゃったかもしれないんです。」
「・・・?」
「昼間そんな様子だったので・・・。」
「・・・え!そうなの!?」
相葉さんが大声を出す。
って言うか・・・こういうのってこじれると大変だし。
もちろん僕は・・・どっちの肩を持つとかじゃなくて。
でもあの様子だと・・・多分櫻井さんも潤君の事好きだし。
潤君はどう思ってるのかわからないけど。
ただ・・・ここまで知ってる以上僕は。
抜け駆け的なことは・・・見過ごせないっていうか。
櫻井さんがかわいそうっていうか。
だから。
「和君。」
「・・・はい。」
「松本君に連絡して。相葉。明日でいいな。」
「・・・え///マジで///?」
「早い方がいいだろ。」
「え・・・ぁ・・・はあ///まあ・・・。」
「翔君にはそれが決まってから連絡する。」
僕は。
潤君にLINEした。
明日夜時間あけてくれる?って。
会うのは僕じゃなくて・・・相葉さんと・・・もしかしたら櫻井さんと三人になるかもって入れた。
潤君は・・・いつもすぐ既読になるし返事も早い。
今だって・・・ほら。
すぐ既読になった。
返事も早い。
『21時頃なら』
「21時頃なら大丈夫だって・・・。」
「え///明日俺ホントに会うの?」
「相葉。21時なら大丈夫だな。」
「まあ・・・はい///。」
「ちゃんと気持ちを伝えろ。」
「・・・は・・・い・・・。」
「あとは翔君だな。電話してくる。」
「・・・はい。」
さっと立つと。
店の出入り口へと進んで行く大野さん。
ちょっとだけ出て・・・電話をかけるらしかった。
その行方を目で追う。
・・・と。
相葉さんが僕に言った。
「展開が早すぎるよ///。」
「でもいいきっかけじゃない?こうでもしないと言えないでしょ。」
「・・・うん・・・言えない・・・。」
「でしょ?櫻井さんは・・・どうなんだろうね。」
「・・・ね・・・でも・・・。」
「・・・?」
「うん・・・確かにいいきっかけかも。一人じゃ言えないかもだけど櫻井さんが一緒なら言えるよねきっと。」
「・・・。」
「なんて言おうかな。やっぱ『好きです』が直球でいいかな。」
「・・・ぅ・・・ん・・・。」
「あ・・・お花とか渡した方がいいかな。」
「・・・。」
「ぁ・・・でも抜け駆けはダメか・・・櫻井さん手ぶらじゃ悪いもんね。」
櫻井さんは・・・恋敵になるはずなんだけど。
そういう・・・いわゆるライバルみたいな感じには思ってないみたいで。
まるで仲間?・・・か協力者のように思ってるみたいで。
でもそう言うところがなんか・・・相葉さんらしいって言うか・・・。
さらに言うと・・・もう現実を受け入れて。
なんて言おうかな・・・なんて前へ進んでいる相葉さんを・・・ちょっと尊敬する。
ずずっと・・・ラーメンをすする相葉さん。
あんまり噛まずに飲み込み・・・すぐにカツカレーを口に入れる。
ちゃんと・・・味わってるのかな・・・。
.
つづく
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作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
お話はまだまだ続きます。
毎日8時20時に更新の予定でございます。
あちらへは終話後に一気にアップさせていただきますね。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪
また今後・・・ですが。
お話更新中のコメントにつきましては。
お返事お休みさせていただきたいと思っております。
ネタバレの危険と///。
お返事が時差になってしまう可能性がありますので///。
ご了承いただけたら・・・と思ってます。
もちろん。
頂けるコメントはとても嬉しく拝見いたします♡