大宮さんBL前提のお話です。
苦手な方はご注意を///。
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ビニールシートに置いたスマホが一度。
ぶるっと震えた。
大野さんだ・・・って。
なぜか確信した僕は。
葉切れがついている手を・・・ぱぱっとエプロンの裾で払い。
滑り込むようにしてシートに四つん這いになり。
床に置いたままのスマホをそのまま操作した。
下を向くと顔にかかる髪。
画面が隠れてしまうから邪魔で・・・すっと耳にかけた。
連絡は・・・案の定・・・大野さんからで。
そこには。
出勤した
そう書いてあった。
って事は。
警備員室にいるんだろうから。
早ければあと数分で。
会える。
って言うか・・・さ///。
大野さんはいつもこう。
何時くらいに行けるよ・・・って。
予想がついたらすぐに連絡くれればいいのに。
いつも。
けっこう近くに来てから。
突然こうして僕に連絡をしてくる。
「あと少しで着くよ。」
とか。
「もう少しで店だから。」
とか。
「すぐに行くから。」
とか。
そう言う風に・・・連絡をしてくる。
具体的に・・・5分とか・・・10分とか。
そう言う数字も・・・言ってくれない。
だから。
いつも突然・・・ドキドキがくる。
ずっと待ってたくせに。
え・・・もう///来ちゃうの?・・・って。
急にドキドキしちゃって。
どのあたりにいるの?
いつ?あとどれくらい?・・・って。
ソワソワしちゃうんだよね///。
今だって・・・そう。
急に。
ドキドキする。
もう・・・ね。
4カ月も付き合ってるのに。
未だに・・・まだ。
こんなにドキドキしちゃうんだよね///。
あれから。
あの・・・ハナキリンを持って。
その・・・大野さんちで。
初めてのその・・・チュウ///をしてから。
2カ月くらいたった。
あの日。
送ってくれた駅のホームで。
次は帰さないから・・・って言われて。
それから・・・ね。
もう・・・「次」が待ち遠しいような。
ちょっと怖いような///。
ドキドキしながら・・・「次」を待っていた僕。
でも・・・意外に「次」は早く来て。
それから確か3日後くらいに。
また大野さんちに行って。
そこで・・・ね。
その・・・。
「今日泊まれる?」
って聞かれて。
あ・・・きた///って。
そう・・・思って///。
ちゃんと「次」の約束・・・覚えててくれたんだ・・・って。
嬉しくなった///。
母さんには・・・もうね。
友達の家に泊まって来るかも・・・って。
「かも」ってちゃんと言って。
家を出て来てたから。
だからもう・・・全然泊まれる僕。
すぐに。
はい・・・って言ったんだ。
すごくドキドキしながら答えた事。
思い出す。
あの・・・初めて泊まった夜のこと。
.
つづく
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作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
お話はまだまだ続きます。
毎日0時8時16時に更新の予定でございます。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪