愛情注ぐ理由はいらない~番外編4 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 
 

 

 

大宮さんBL前提のお話です。

 

苦手な方はご注意を///。

 

 

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Side.N

 

 

 

話は途中だったんだけど。

 

もうすぐ次の授業が始まるから。

 

みんなで学食から出る・・・と。

 

 

 

「あの・・・二宮さん・・・でしょうか///。」

 

「・・・ぁ・・・はい。」

 

 

 

声をかけられた。

 

女子二人組。

 

 

 

「えと・・・ドラマ・・・見てます///。」

 

「ぁ・・・あ・・・ありがと///。」

 

「あの・・・一緒に写真とか・・・いいでしょうか///。」

 

「ぁ・・・えと・・・。」

 

「いいけどSNSとかに載せないでね。」

 

 

 

早口で・・・じゅりちゃんが言ってくれて。

 

どれで撮るの?って・・・すぐ聞いてくれて。

 

それぞれのスマホで一人ずつ・・・2枚ずつ撮って。

 

ちゃんと僕に・・・「二宮君もっと笑って。」とか言ってくれて。

 

もう一度・・・SNSには載せないでね・・・と言って。

 

話を終わらせてくれた。

 

 

 

「あいかわらずさ・・・じゅりちゃんスマートだよね。」

 

「丸山君と中丸君・・・あなたたち二人がモタモタしすぎなの。」

 

「ごめん///あ・・・でも・・・変なのが抱きついて来たら俺体はるし。」

 

「そこはお願い。」

 

「大野先生に頼まれてるからね。」

 

「///。」

 

 

 

そう。

 

実は・・・智は。

 

新しくできた友達と会わせてって言ってきて。

 

僕が1年の・・・けっこう早い時期。

 

確かGW明けすぐくらいに。

 

この4人とは会っている。

 

ちゃんと・・・高校の時の教師だって・・・そう言って。

 

その・・・僕が・・・まあ一応芸能人?有名人?みたいなものだから。

 

えと・・・大学生活をエンジョイできるように。

 

僕の事を・・・お願いしてもいいかって・・・そう言って。

 

すごく真剣に・・・ちゃんとお願いしてくれて。

 

それで・・・4人とも心よくOKしてくれたんだ。

 

なんか・・・うん。

 

じゅりちゃんは・・・うすうす気づいてるかも・・・なんだけど。

 

他の3人は・・・まったく疑わずに。

 

智の事を「僕の恩師」って思ってくれて。

 

僕の事・・・お願いされてくれたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今何話くらい撮ってんの?」

 

「んと・・・8話かな?9もちょっと・・・。」

 

「もうすぐ終わりじゃん。」

 

「うん・・・そう。」

 

 

 

そう・・・僕は。

 

実は・・・今初の連ドラに出演している。

 

と言っても・・・もちろん脇役で。

 

豪華客船の中の中華料理屋で働く青年の役だった。

 

今までも連ドラに出たことはあったけど。

 

それはチョイ役で・・・だから。

 

こうして・・・ちゃんとレギュラーで毎週毎週出演するのは初めてだった。

 

本当は・・・ね。

 

あの・・・写真集と撮った時の監督さんが・・・僕を主演で映画を撮りたいって言ってくれたんだけど。

 

事務所の社長が・・・まだ主演には早いって言って。

 

芽をつぶしたくないので・・・ゆっくり勉強させて育てたいって言ってくれて。

 

それで・・・選ばれたのが今回のドラマだった。

 

派手で大げさな演出が売りで。

 

ちょっと・・・実は視聴率がアレで///。

 

もしかしたら打ち切られるかも・・・なんて言われてるけど。

 

不思議と共演者はみんな楽しく和気あいあいとしていた。

 

中華料理屋のセットで演者さんがご飯作ってくれて。

 

それをみんなで食べたりして。

 

とにかくすごく楽しい現場だった。

 

実は・・・このドラマを選んだのは。

 

共演者がいいからなんだよって・・・そう社長が言っていた。

 

初めての連ドラを・・・きっと楽しくできるから・・・ってそう言われて。

 

その通り僕は・・・楽しくやっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学生になって。

 

確かにいろんなことが変わったけど。

 

智と僕の関係は。

 

きっと・・・変わりないと思っている。

 

愛してるし。

 

愛されている。

 

ちゃんとそれを実感できているから。

 

智が忙しい今も・・・大丈夫。

 

そう・・・思ってる。

 

もう二十歳になるし。

 

大人になるし。

 

一緒に住むんだから。

 

・・・。

 

・・・。

 

住む・・・よね?

 

だから。

 

うん。

 

大丈夫。

 

今夜だって会うし。

 

絶対に・・・。

 

絶対。

 

僕と智は大丈夫。

 

うん・・・大丈夫・・・だよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学食を出て廊下を進んでいると。

 

後ろから声をかけられる。

 

 

 

「和!」

 

 

 

振り向くと・・・そこに。

 

笑顔満開のまーくんがいた。

 

なんか・・・すごく久しぶりに会った感覚。

 

同じ構内にはいるけど。

 

学年も違うし学科も違うから・・・なかなか会えなくて。

 

多分・・・半月ぶりくらい。

 

たったそれだけなのに懐かしく感じる。

 

 

 

 

 

 

.

 

 

つづく

 

 

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作者のナツコです。

 

読んでくださって、ありがとうございました。

 

お話はまだまだ続きます。

 

毎日0時8時16時に更新の予定でございます。

 

最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪