大宮さんのBLのお話です。
苦手な方はご注意を///。
本編です。
30分おきの更新です。
〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜* 〜*
次の日。
出社して・・・1階からエレベーターに乗ると。
ニノが乗り込んできた。
俺に気づいたニノが。
近づいてくる。
いつも・・・このエレベーターは。
朝は満員になり。
ブザーが鳴って・・・人が降ろされるくらい・・・ぎゅうぎゅうに乗り込む。
ニノは。
俺の方を向いて乗り込んできた。
ぎゅうぎゅう押され。
もう・・・。
そう。
普通ではありえないくらいの距離だ。
まるで。
抱 き合っているような・・・距離。
いや・・・距離なんてない。
「混んでますね。」
・・・と。
まるで・・・言い訳のように俺に言うと。
俺の・・・肩に。
その顔をよせ。
そして・・・ぽてっ・・・と。
顎を乗せた。
これは・・・もう。
近すぎる。
っていうか。
格好だけみたら・・・ただ抱 き合っているだけの俺とニノ。
耳に触れているのは。
多分・・・ニノの ク チ ビ ル。
ト イ キ が・・・かかり。
下 半身が熱くなってくる。
ゴ ク リ・・・とナ マ ツ バを飲み込む。
一体これは。
なんの拷問なんだ。
周りの目も・・・あるのに。
全然気にしていない風で。
そして・・・なんとニノは。
俺の・・・コートをその手でよけ。
スーツの上着の中に手を入れ。
シャツの上に・・・その手を滑 らせた。
そのまま・・・ゆっくりと。
まるで・・・体をな で るようにして。
俺の腰に両手を ハ わす。
さらに。
すーっと・・・軽く動いたニノが。
俺の足の間に・・・自分の足を入 れてきた。
もう・・・密 着度が。
ハンパない。
そのまま・・・その手を。
俺の背にまわし。
ぐっと・・・俺を抱 き寄せると同時に。
その体を密 着させた。
ぴったり重 なるニノの体。
ニノは・・・顔を俺の首 元にう ず め。
す り つ けた。
その・・・甘えるような仕草に。
ん ・・・ っ と ・・・息がつまった。
俺の意思とは関係なく。
ニノを抱 え込んだようになった俺。
心臓が・・・バクバクいっている。
俺は。
・・・。
・・・。
からかわれているのか。
どうして・・・こんな事・・・。
降りる階に到着するまでの時間が。
こんなにも長く感じた事はない。
たくさんの人が乗り込んでいるエレベーターの中。
俺とニノだけが。
別の次元で・・・抱 き合っているような。
まるで・・・二人だけの ヒ メ ゴ ト をしているような感覚に陥る。
なのに・・・やっと着いて。
ドアが開いて人が降り始めたら。
ニノは。
俺を見もしないで・・・さっと降りて行ってしまった。
深く息をハ いて。
俺もエレベーターを降りる。
今のは・・・どういう意味だったのか。
わざと・・・なのか。
それとも偶然?
いや・・・あの動きが。
偶然であるはずがない。
でも・・・そう・・・本人には・・・どうしても聞けなかった。
朝から。
もう・・・どっと疲れが出て。
仕事なんて手につきやしない。
一日中・・・その。
ニノの事を・・・ただ考えていた。
それから・・・数日後。
ニノを思いきってランチに誘ったら。
付き合ってくれて。
楽しく・・・おしゃべりをした。
どうして残業中に差し入れしてくれたの?・・・って聞いてみたけど。
フフ・・・と笑って・・・はぐらかされた。
その笑顔が・・・あまりにもかわいすぎて。
もう・・・そうなると。
あのエレベーターでの出来事は。
特にこの・・日中の太陽の光の下・・・シラフでは聞くに聞けなかった。
それならば・・・と。
今度は夜・・・飲みにと誘う。
他の人にも誘われてるんで・・・と2回ほど断られ。
で・・・3回目で・・・やっと付き合ってくれて。
あの・・・エレベーターの中での事を・・・聞こうと思ったんだけど。
もう・・・日が経ちすぎていて。
今度はもう・・・どうやって聞いたらいいのか。
わからなくなった。
まさか。
俺を挑 発してるの?・・・なんて。
聞けない。
いや。
・・・。
・・・。
聞いても・・・いいか。
別に・・・そこは。
聞いてもいい?
でも。
・・・。
・・・。
自 惚 れないで・・・なんて。
ピシャリ・・・とそんな事・・・言われそうで。
怖い。
ああ・・・俺。
やばいな。
かなり・・・マジだ。
マジなやつだ。
でも・・・そう。
やっとつきあってくれたこの・・・夜の飲み。
店員さんに・・・最初。
テーブルとカウンターどちらがいいですか?と聞かれ。
即答で・・・カウンターで・・・と言ったのはニノだ。
そして今。
俺の隣。
もう・・・ぴったりと。
左 半身がくっついているような状態で。
飲んで・・・話しをしている。
時々・・・俺にも た れかかるようにして。
甘えるようなそぶりを見せるニノ。
ならば・・・俺からも・・・と。
テーブルに・・・置かれたその手に。
そっと手を伸ばすけど。
さっと・・・よけられた。
まるで。
思いの行き止まりだ。
ニノの・・・余裕な笑みに。
動揺を隠せない。
取り繕う事もできず。
至近距離で見つめる。
雪のようなその肌に。
触れたい衝動。
オ ス としての本能が。
ニノに対して・・・驚くほど む き 出しになる。
まるで・・・これは・・・そう。
ナイフのような恋だ。
ニノを思う時。
感じた事のない・・・痛みを伴う。
.
つづく
.