大宮さんのBLのお話です。
苦手な方はご注意を///。
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2部が始まり。
また・・・大きな音と光が周りを彩る。
周りのみんなは相変わらず花火に夢中で。
誰も。
前の三人も。
俺たち二人の事。
気になんかしない。
ニノの顔が。
また・・・光ったり暗くなったり。
キラキラしている。
キレイなその横顔を・・・花火じゃなくてそのニノの横顔を。
じっと・・・ただただじっと見つめ続ける。
ねえ・・・ニノ。
ニノはさ。
もっともっと。
大事にされてさ。
いっぱいいっぱい愛されるべき人間なんだよ。
本当は・・・もっとさ。
大切にされて。
愛されるにふさわしい人なんだよ。
そう・・・思ったら。
さっきメラメラと感じた戦意はもう・・・なくなった。
そう。
戦う・・・とはちょっと違うって事に気づく。
ニノを手に入れるために必要なのは。
元恋人に勝つことじゃなくて。
そういう・・・誰かとの戦いじゃなくて。
もし戦うとしたら・・・それは「俺自身」とであって。
ただただ俺の本気の思いを受け入れてもらうことだって気づいた。
ノンケとかそういうの関係ないからって。
それを知ってもらうことだって。
そう気づいた。
ニノ。
・・・。
・・・。
俺の事。
信じてくんないかな。
二人でさ。
永遠になろうよ。
「ニノ。」
「・・・。」
「こっち向いて。」
「・・・。」
おとなしく。
こっちを見るニノ。
って言うかさ。
この賑やかさの中。
俺の声に反応するなんて。
もう・・・さ。
それって。
そう思ってもいいよな。
なあ・・・ニノ。
もう。
心にブレーキかけないでよ。
俺は。
ゆっくりと顔を近づけて。
でも・・・時間にも動きにも。
ニノが・・・逃げられるような余裕を。
与える。
もし嫌なら。
すぐに逃げられるように。
その体の・・・どこにも触れずに。
隙を与えて。
ゆっくりと近づく。
間近で・・・一度。
一瞬・・・止まって。
その・・・潤んだ瞳を・・・すぐ目の前で見つめた。
言葉で伝わらないのなら。
あとは。
態度で示すしかない。
だろ?
やっと。
その答えに行きついた俺は。
ゆっくりと。
動かないそのニノに。
逃げないそのニノに。
そっと。
軽く。
顔を傾けて。
触れるだけのキスをした。
「ニノ。」
「・・・。」
「醒めない夢もあるから・・・。」
「・・・。」
「俺が・・・証明するよ。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・キザ///。」
「んだよ///。」
「キザすぎて・・・鳥肌立ちました///。」
「・・・マジで///?」
「フフ・・・はい///。」
腕をさすりながら笑うニノ。
目尻にしわを作って。
おかしくてたまらないって顔して。
笑う。
俺はさ。
ニノと・・・キス・・・できるよ。
って言うか・・・キスしたいし。
それ以上の事も。
もっともっと。
したいんだ。
目の前で笑うニノの・・・その笑顔は。
俺にはちゃんと笑顔に見えて。
泣き顔には全然見えなくて。
だから・・・思った。
そんな笑顔を。
もっともっと。
ずっと・・・近くで見続けたいって。
そう思った。
そう・・・思ったらもう。
言葉が間に合わなくて。
その背に手を添え。
そっと。
ホントにそっと・・・抱き寄せた。
「ニノ・・・。」
「・・・。」
「好きだ。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・わかりました・・・。」
「・・・ぇ///。」
驚いて。
体を離す。
見つめると。
穏やかにほほ笑むニノ。
あまりにも・・・返事があっさりすぎて。
上手く反応できない。
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つづく
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作者のナツコです。
読んでくださって、ありがとうございました。
お話はあと少し続きます。
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです♪
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