Natural な Kitchen の なつき です。

今日もお弁当を作らせていただきました!

 

 

 

 

 

 

内容は、

・玄米ごはん(赤じそのふりかけ)

・カブのぬか漬け

・米粉ケークサレ

・レンコンのピリ辛炒め

・菜の花の酢味噌和え

・蒸しキャベツの人参ドレッシング

・白菜と人参のとろろ昆布和え

・がんもどきと根菜の煮物

・小松菜とカブ菜のごま和え

・紅茶のソイプディング

 

 

今回のお弁当も、動物性食品、卵、乳製品、小麦、白砂糖を使わずにお作りしましたよ。

そして お野菜は、できるだけ地元の自然に近い状態で育てられたものを使わせていただいています。

 

 

 

米粉を使って、ケークサレを作ってみました。

 

ケークサレとは、フランス語で塩味の(食事用)ケーキ、という意味ですね。

一般的には、卵、小麦粉、砂糖、肉や魚、チーズなどが入っていますが、それらは使わずに 米粉を使ってお作りしています。

 

中身は、お豆腐、玉ねぎ、サツマイモ、人参、マッシュルーム、パプリカ、ブロッコリー、切り干し大根、オートミールなど。

かなり、もっちりどっしりしていて、食べ応えがありそうです。

 

しかし、いくら米粉仕様であっても、もう少しサクッとかる〜い仕上がりにしたかったなぁ・・・

 

 

そして、レンコンのピリ辛炒めは、きんぴらですね。

ただ、レンコンを縦方向に削ぐようにカットしてみたので、見た目はトゲトゲしてますが、食感がサクッとしていて良い感じです。

 

 

それから、プチデザートの紅茶のソイプディングですが、やっと固まったくらいのゆるゆる〜

これは、新たな凝固剤を実験的に試しているからなんです。

 

今までは、粉寒天と葛粉でプリン感を出してましたが、高温で数分 煮溶かす必要がありました。

新たな凝固剤は、葛粉は不要で しかも 80℃で溶けてくれるので、使い勝手が良さそうなんですよね。

 

しかし、まだまだ分量や火加減や加熱時間の調整が必要で、しばらくは実験が続きそうですわ😆

 

 

 

さて 私の住む地域では、2月末から3月にかけて、いかなごの話題が良く出てました(過去形)

「いかなごの釘煮」ってご存知でしょうか。

 

 

 

いかなご という 小魚の稚魚(小女子 コウナゴ、新子 シンコ)の生姜風味の佃煮のことです。

この写真は、今から10年前のもの。

 

2014年当時は 漁獲量は減っていたものの、一般人が何キロも買ってせっせと炊いていましたよ。

「今年の解禁日はいつかしら〜」なんて会話が交わされていたのも、懐かしい思い出。

 

住宅街では 釘煮を炊く匂いが立ち込めて、春が近いことを嗅覚で感じていたものです😆

そして、皆さん あちこちにお裾分けしてましたので、私のところにも回って来たってわけ。

 

その後もだんだんと漁獲高が減り、今年は大阪湾側は禁漁、西側の播磨灘はたった1日だけの漁となったようです。

ってことで価格が高騰し、とてもじゃないけど庶民が買えるお値段では無くなってしまいましたね。

ちなみに漁獲のピーク時は1980年頃で、今はその100分の1ほどになってしまったようです💦

 

なぜ、こんなに獲れなくなってしまったのでしょうか。

 

まず乱獲が原因といわれてます。

そうなんですが、ずっと漁の調整は行われています。

 

あとは海水温の上昇や餌となるプランクトンの不足。

ですが 一番大きな要因として、水質の変化だと言われています。

 

水質は改善されていますが、海水中の窒素とリンの濃度が極端に少なくなっているようです。

つまり海が綺麗になり過ぎているってこと。

 

でもこれって、変ですよね。

水質が改善して、元に戻るのならわかりますが、行き過ぎているんです。

 

この原因として、海苔の養殖の影響があるのではないかとも考えられているのです。

海苔の養殖?ですよね。

 

播磨灘の海苔の養殖は、50年くらい前から始まったそうです。

なかなか手間のかかる海苔の養殖ですが、さまざまな工夫を凝らして、だんだんと規模を拡大していったところ、今では全国でも3番目の生産高となっています。

 

生産高が増加した要因の一つとして、海苔の病気予防が効果的だったと言われています。

海水中には、さまざまな病原菌やウイルスが存在するので、海苔も病氣になる可能性は普通にあります。

 

養殖業者としては、手間暇かけて育てた海苔が、病氣になんかなってほしくないですよね。

そこで、畑で言う農薬を撒くってことを行なったのです。

いわゆる「海苔の酸処理」と言うもの!

 

その結果、海苔は病氣知らずとなり 収穫量が増えていき、その上 色も黒々として見た目も良くなったとか。

海苔の養殖業者としては、嬉しいことばかりですね。

 

 

しかし、一方でその量が多くなればなるほど、海はどうなっていくでしょうか。

特に播磨灘のような外海に面していない場所だと・・・

 

 

海が綺麗になり過ぎた結果、いかなごの不漁以外に 今後どんな影響が出てくるのか、私には想像できませんが、何かは現れてくるでしょうね。

 

 

今 私にできることは、いかなごが復活することを願って、酸処理を行なっていない海苔を買って、その業者さんを応援するってことでしょうか。

 

 

 

 

今日も、お読みいただき ありがとうございます。

 

では、また〜

 

 

 

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