Natural な Kitchen の なつき です。
「ごはん」と言うと、いただく食事全体をさす事もありますが、日本では 主食のお米をさす事もありますよね。
それだけ、お米が大切なものだと言うことだと思います。
今回は、そのお米の糖質にまつわる数値について。
以前にもパラパラと書いていたように思いますが、また書いてみます。
お米 特に白米は、糖質そのものだと言う考え方があり、厄介者扱いのようになっている場合があります。
ある種の具合の悪い方々にとっての食事療法としては、もちろん、糖質を抑えた食事も、あって当たり前だと思います。
でもそれは、偏った体を調えるためであって、バランスが取れたら、そこで終わりにした方が良いのではないのかなあ、なんて、いらぬお節介ですね(≧∇≦)
さて、お米。
お米のデンプン(糖質)には、アミロースとアミロペクチンの2種類あります。
現在売られているお米は、甘みがあって粘りがあり、冷めてもモチモチした食感が保たれる低アミロース(高アミロペクチン)米が主流になっていますね。
さらにねばりのある もち米は、このアミロペクチン100%で構成されています。
だから モッチモチ〜で、お寿司や焼き飯には向きません💦
人氣の銘柄、コシヒカリやミルキークイーンは 低アミロース米で、あっさりとした粘りの少ないサラリとしたお米(高アミロース米)としてササニシキがあります。
(現代では、遺伝子操作の技術が発達して、どんどん新たな品種が誕生し、それはそれで、氣持ちの良いものではありませんが・・・)
で、アミロース、アミロペクチン共に分解されると、ブドウ糖になって血中に流れ出しますが、この両者、分解の速度が違うんです。
アミロペクチン(もっちり系に多く含まれる)は、分解速度が速く、アミロース(あっさり系に多く含まれる)は、ゆっくりです。
それは、分子の繋がり方の違いからそうなるのです。
端っこから切り離されるので、枝分かれしているアミロペクチンの方が、分解速度が速い。
なので、あっさりのササニシキ系に比べて、もっちりのコシヒカリ系のほうが、血糖値を上げやすいってことになりますね。
これは、甘酒を自分で作ってみるとよくわかりますよ〜
もち米で作ると、うるち米で作るより、速く甘くできあがります!
なので、お米と言っても品種だけでも こんな違いがあるので、栽培方法や産地の違い、また浸水方法や炊き方の違い、はたまた食べ方の違いで、いわゆるGI値やGL値は変わってくるのではないのかなあと思っています。
血糖値のコントロールが必要な方にとっては、とても大切な数値ですが、あくまでも目安として、ご自分の体の状態をよ〜く観察しながら付き合って行くのが良いのではないのかなあと考えています。
勉強させていただく機会がありましたので、シェアしてみました(^。^)
今回もお読みいただき、ありがとうございます。
では、また〜