Netflixにて。
いやー終わってしまいましたね。
最後まで完璧でした。
こんなにコンパクトに無駄なくぎゅっと濃く笑いも涙もってちょっと凄すぎる。
どんなドラマなのかは前回書いたのでまとめの感想はネタバレのみです。
見る前はヘスさんばっか濃くて
子供たちの顔ぶれが知らない子ばかりなのにあまり触手が動かなかったものの
見終わってみたらそのキャスティングのバランスがしっかりいろんな母たちをメインに描くのを助けていたし
何より子たちのフレッシュさがかえってそれぞれ良かったんですよね~
どんどん変わる展開に
あっと驚く伏線の回収(これが特に素晴らしくて何度も鳥肌がたちました)
主役のヘスさんの温かく強く豪快な華やかさ
見る前 躊躇してたのが嘘みたい。
この役はヘスさん以外考えられません。
後半は結構史劇色が濃かったかな。
フュージョン系がお好きな方にはちょっと堅いかも?
私はど真ん中でした。
とにかく完成度半端なし ★★★★★
ここからはネタバレなので未視聴の方はここまでで。
長いです。
シュルプ 全16話
さんざん完璧と言いましたが
先代の世子(テイン世子)の死の真相を明かす=大妃の悪事を暴く=現在の王様の王座が揺らぐ=世子や王妃も失脚
普通はこうだと思っていたので
どうしたらいい感じにハッピーエンドになるのかずっと最終回まで頭を悩ませていたら
まさかの王座そのままにはちょっとだけ肩透かし食らいました。
でも、このドラマのこういう部分がいい塩梅にフュージョンなのかなと思います。
通常の史劇だと親がやらかしたら一族全部罰せられるのに
王様に限らずこのドラマでは親が罪を犯しても子には罪はないっていうのが一貫していて
そこが救いがあって特に好きな部分でもありました。
そう考えると
全く何の罪もないのに亡くなっちゃった世子の役割、存在感は退場後も大きくて。
最期まで周囲の心配する良い子過ぎる世子に号泣し
全部解決した後に王妃が空に向かって語り掛けるシーンでまた涙。
次男との絆も好きな要素で。
兄弟の子役期は毎回うるうるポイントでした。
次男の子役ちゃん可愛かったな~
兄の役目を引き継ぐ次男という構図にもかなりぐっとくるものがありました。
ムン・サンミンくん 麗しかったですね~
兄弟たちの前では頼れる兄の顔
世子嬪の前では男の顔
母の前ではまだ子供な母を頼る顔からの母の支えに成長
台詞は少なかったのに
対する人によって、立場によって変わっていく雰囲気が素晴らしかったです。
先が楽しみな俳優さんですね。
若いのに男くさい色気 今からこんなでどうなっちゃうの~
世子嬪も可愛かった~
もっと2ショット見たかったのはやまやまですが
そうするとここが全部持ってきそうだからこれくらいで良かったのかな。
初共寝の夜のチュウがカットされていたというタレコミ有
最終回のためにあえてだったんですね。
ニクすぎる演出にまた唸る。。。
世子は姫が欲しいというより、兄の子に後を継がせたい気持ちがあるようですが
お嫁さんは政治的な部分にはめっぽう疎いのが良さでもあり危うさでもあり。
兄嫁に王子が欲しいと無邪気に言うておりひやひやしました。
王様は一応聖君と言われてはいるもののちょっと器が小さいところが垣間見えるので
優秀で男気のある世子・・・あまり頭角表しすぎると父親との関係性が大丈夫かなとか
嵌った時特有の 今後も続いていく世界観(笑)
難しい役どころだったのにとっても柔らかい雰囲気で目立ちすぎず
ケソン大君役のユ・ソンホくんもじわじわ良かったです。
最後の巣立ちのシーンは涙が出ました。
これから「1泊2日」のレギュラーになるそうで素がどんな子なのかもチェックしてみようと思います。
お調子者のムアン大君はちょっと展開が重くなってきたときの息抜き担当。
可愛かったです。
ユン・サンヒョンくん、この名前はこういう立ち位置なのか?(笑)
手のかかる子たちが1人また1人と巣立っていく最終回
隅々まできちんと見せてくれたのがとっても嬉しかったです。
ヘスクさんの大妃がもう本当にサイアクに悪くて
終盤はくそばばー-------って言いながら見ていました。
よくもこんな憎たらしい顔できるよね。。。
直接手を下さず相手が一番ダメージ受ける方法に導く感じ
まじ悪趣味。
最高の悪役でした。お見事
そんな大妃も間違った愛ではあるものの息子を想う母で
廃妃もまた哀しい母ではあるもののその後の道を間違えたゆえのさみしいラスト
この家族もまた然り。
初めて見たカンチャニくんの悪役、とても良かったです。
娘に便乗してノリノリで悪だくみしたら
毎回予想を上回る娘の悪事が後から発覚し目剥いて慌ててたウィソン君のじいちゃん
個人的にかなりツボでした(笑)
クォン医官
世子の命奪うまでやるってよっぽどお相手に入れ込んでる=子の父親だろうなあとは思っていましたが廃妃の息子ってのには本当に度肝抜かれました&脚本鳥肌案件
とっても重要な立ち位置にダレ?な俳優さん・・とか思ってたら終盤さすがの存在感で。。
正体ばれてからの王妃との対峙
息子への遺言
食い入るように見ちゃってずーっとうるうるしっぱなしでした。
ここに下手な俳優さんもってきたら台無しだったので。。
渾身の演技ありがとうございました。
ラストが幸せじゃなかったこの人たちは
純粋に子のためじゃなく自分の欲が大きく混じっていたところが過ちなのかな。。
間違ってても悔い改めた人たちは幸せに。。
ホドン君 痩せないで。。
とにかくヘスさんの王妃が男前で器が大きくて超絶格好良かったです。
『シュルプ』
それぞれの母たちの傘に守られながら成長した子たちが
これからは母を守る傘になっていくという締めに心が震えました~
何この脚本。。
そしてキャスティング
豪華な衣装やセット
圧巻でした。