Dive to GBN 葵の顛末 | 父ちゃん日記

父ちゃん日記

うちの神楽君も次の11/9でいよいよ10歳
時の経つのは本当に早いです
神楽氏の成長と我が家の近況、
復活したプラモ製作等、超自己満ブログ~


要注意!
基本的に不謹慎父ちゃんです
面白ければ何でも良い、精神的暇人なのでご注意、ご容赦願いください
m(_ _)m




数々のフォースを下し
この戦場へたどり着いた
機獣旅団


そして
クリムゾンナイツ



この二つのフォースの決勝戦は
熾烈なものとなった



第三者の手によって!!






父親と母親を求める
純粋な執念の塊と化した
逆ELダイバー葵

逆ELダイバー
魂をGBNのシステムに取り込まれ
そのまま身体を失った存在


クリムゾンナイツ
シュウ・トムラが呟く

『あれが噂の花ガンダムって訳だ
数々のX乗りを
不意討ちで落としてきたらしいが
この場に現れた事を後悔させてやる』



葵がシステムの隙間を抜い
この戦場へと現れたのは
フラッシュシステム搭載機を愛機とする
シュウ・トムラを父親
その相棒
サキ・トヨタを母親
と見なしていた為であった





『パパ   ママ   遊んでよ…』






が、そこへ
決勝戦をぶち壊され、憤る
機獣旅団の3人が割って入る


『パパママとお遊びしたければ他所でやりな』

F岡が叫ぶ

急遽共同戦線を張った6機を相手に
凶猛な攻撃をしかける叢


激しい戦闘の末に
各フォースの機体は武装を使い果たし
沈黙
流石に叢も精鋭フォース6機を同時に相手では
無傷とはいかず
半身とも言える
バックパックユニットを失い
満身創痍となっていた

その上空を
マックナイフカナリィだけが
瀟酒と舞っている


この叢という機体のダイバー

幼い女の子

日向葵という名前

カナタには心当たりがあった

職場のスタジオ内で見たニュースにあった
ネグレクトによる事件の被害者と
同じ名前……

そしてその両親はGBN狂いによる
ネグレクトであった事……


まさか……
カナタの背筋に悪寒が走る

あの女の子は……死んだ…筈…




『お姉さん

ボクがパパとママと遊ぶのを

邪魔しないで!!』



意を決し
カナタが叫ぶ

『その二人はあなたのパパとママじゃない!』


『いい加減に……』


『目を……


醒ましなさーい
!!!

残された唯一の武装
ウィングブレード
それを頼りに
決死の覚悟で黒い機体へ突入する
マックナイフカナリィ





動かなくなった叢に歩み寄るカナタ

その視線の先には
泣きじゃくる女の子のアバターがいる




葵の小さな身体を抱きしめ囁く

『あなたがお父さんお母さんを
探す事は何も悪くない』

『でも
あなたのお父さんお母さんは
あなたを棄てたのよ
そしてあなたは恐らく………』










その後






GBN内でカナタの服の裾を掴み
親鴨の後ろを歩く子鴨の如く
後ろをついて回る葵の姿があった



『おいおいカナタさんよ
いつまでこのチビッこいのを
連れてくのよ?』

とぼやくF岡

『仕方ないじゃない
この子は両親も身体も無くして
行き場が無いんだから』

と返すカナタ

『大体こいつ機獣旅団に相応しく無いんだよ』

『あらそうかしら?
叢ってケンタウロスみたいだし
幻獣も獣と似た様なものじゃない?』

『いやーそういう事じゃなくて……』


『やあお待たせF岡さん』

葵からアッカンベーをされたF岡に
歩みよるクリムゾンナイツの面々

『結局その子は機獣旅団に?』


『いやいやシュウさん勘弁して下さいよ
そんなの決めてないですよ
第一こいつ、アレのダイバーですよ?』

『ふーん
その子には運営からアバターの身体が贈与される事になったらしいけど……
居場所無いみたいだからね』

げんなりするF岡

気をとりなおし

『そんな話より……
この間の決勝戦のやり直し
宜しくお願いします!!』


『あぁ
こちらこそ』


熱く握手を握る二人


そして




熱い戦いが始まる!

To be
GUNPLA BATTLE NEXUS ONLINE