「いいっすよー」的なノリでサラっとやっているんですけど、聞けばどうやら人手不足らしく、私が断るとあまり慣れていない人がやるらしいです。
そんな事もあって、先日歌い手さん達と話している時に「人手不足らしいから覚えれば仕事のキャパ広がるかもよ」と話してみたところ、『うーんでもその仕事入れられる事で、本業を削られるのは勘弁して欲しいからなー。』と言われました。
実際は削られ無いんですけど、それを聞いて目から鱗が落ちる思いでした。
そうか。
裏方生活が長いせいで、このプレイヤー的なプライドとか忘れてるわ。「いいっすよー」じゃ無かったわ間違えた。
まぁ世間的にはどうだか分かりませんが、プレイヤーにはそういった側面も必要だなーと感じました。
どうりで依頼してくる担当者が『いつも本当にすいません』と言ってくる筈でした。
「へ?何がすか?」的な軽対応してましたが、そういう背景があったんですね。
会社員だったり組織に属して仕事していると、『やりたいかどうか』よりもまず『出来そうならやる。出来なそうでも善処する。』が染みついているじゃないですか。
これはこれで必要な感覚だとは思いますが、個人で動いている人間にとっては前者だけで充分なんですよね。
やりたくもない専門外な事も頑張ってやるなら『就職するわ』って話なわけでして、だからこそ1ジャンルに没頭して技術力を磨けるという寸法です。
次に依頼されたら『それはミスチルの桜井さんに「明日きゃりーぱみゅぱみゅの横で狂ったように踊っているダンサーが足りないからやってくれない?」と言っているようなものですよ』と言い、お前がミスチルならそもそも頼んでねーよ的な顔をされてみようこんにちはヽ(・∀・)ノ
ミュージシャンの皆さんの中には、メジャー契約が出来れば『音楽だけで食べていける』と信じている方も多いかと思います。
ただ単純に考えて欲しいのですが、『食べる』というのは『収入を創出する』とイコールでして、何かしらで大きく売り上げ続けて関係各所に利益をもたらし続けなければ、それは勿論叶いません。
だから売れないメジャーアーティストとインディーズの生活レベルが、さほど変わるものでは無いのは当然なわけです。
よく聞く話で「折角メジャー事務所と契約出来たのに、全然仕事くれないし宣伝もしてくれなかった。」とボヤいたりしています。
気持ちは大変分かるのですが、じゃあ宣伝さえすれば必ず売れる楽曲と技術力があり、テレビに出ればタレントとしても輝けるトーク力を持っているのか。
またはその努力を日々怠らずやっているのかと聞けば、黙るか逆ギレする事になるでしょう。
でも自分が経営者側だったら、何も輝きを感じない人とはそもそも契約していない筈です。
『ここがもうちょっとこうなれば、そのタイミングで宣伝してブランド化しやすいから、もうちょっと寝かせたい』と思いますよね。
そういった経営者側の意図を察知して改善する努力をしなければ、勿論事態は進展しなくて当然です。
さて、そこでポイントとなるのは『やりたいかやりたくないか』です。
個人事業主として生きていく心構えと、自分がやりたい事を明確に認識出来ているならば、会社が願う改善が最高の策ではありません。
勿論意図にそぐわないわけですから、説得して通らなければ辞めるだけです。
実際辞める事で輝いている人もいますし、輝くのだとしたらメジャー所属からの『昇格』なわけですよ。
いや実際素晴らしいアイディアマンが多いんですよね。自ら所属を外れるような方って。
どちらを人生観のスタンダードにするかを明確に決めないと、生きていくのはものすごくストレスになります。
会社員の方は『会社の方針に沿って忠実に行動する。その中でより良いポイントを見つけて周りとシェアする。ただし出来てない人を見つけてもそれは他人の事なので強制はしない。あくまでも自分自身だけ守れていれば良いルール。』と、割り切り
個人事業主の方は『アイディアやワクワクする事など直感的な感覚を重要視し、世間体などは一切気にせずやりたい事だけ突っ走る。ただしその自由な感覚を全ての人に押し付けてはいけない』と、割り切る。
理解しないでやっていると、音楽家からは愚痴しかこぼれませんし、一般人はミュージシャンが社会不適合だと勘違いするので、そもそもどちらの生き方も正解だと知っていただきたいなーと。
だから私もいち早くサラリーマン的な感覚から脱して、YAZAWAのようなおじさんを目指します。タオルも作るんだから!
