不妊治療 ~ 人工授精 ~ | 可愛い甘ったれ暴君。

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~不妊治療からの新米ママ☺育児・お仕事奮闘記~

人工授精とは、精子を子宮内に直接注入し、卵子と精子が出会う確率を高める不妊治療法の一つ。

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治療に用いる精子は男性から採取した後、チューブのような注入器具を用いて子宮内に注入します。
採取した精液をそのまま注入していた過去に比べ、現在は遠心分離などによって精製し、活性の高い精子を選別するなど効率向上と副作用の低減を図っているため、以前に比べ、妊娠率は高くなっています。

しかし、
人工授精の妊娠率は約10%~20%程度。
人工授精で妊娠する場合、4回までで妊娠率は90%であり、5回程度行って妊娠に至らなかった場合はステップアップを検討した方がよいとされています。

 人工授精を選択するケース 

■ 精子の運動性や数に問題があり、自然妊娠が困難である場合
■ 性交障害(インポテンツ)やセックスレスがある場合
■ 女性生殖器のトラブルにより精子が卵巣まで至らない場合
■ 抗精子抗体が陽性である場合
■ 不妊原因が不明な場合(避妊せず、性交しているにも関わらず1年経過しても妊娠に至らない)


 人工授精のメリット 

■ 比較的容易に出来る治療法である
■ 施術時間が短く、ほとんど痛みがない治療である
■ (女性の)身体への負担が少ない


 人工授精のデメリット 

■ 自由診療なので保険適用外(県・市によっては助成金あり)
■ 排卵誘発剤を使う場合、多胎やOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になりやすい

※排卵誘発剤とは、卵子を育てる働きを期待して使われるホルモン薬。卵巣で成長する卵胞の数を増やして「質の良い卵子」を育てる効果を高めます

※OHSS(卵巣過剰刺激症候群)とは、卵胞が過剰に刺激されることにより、卵巣が腫れ上がり、腹水や胸水(腹や胸に水が溜まる状態)などの症状が起こること。


 人工授精の費用 

病院によりますが、約 5,000円~20,000円
私が通院していた病院での人工授精に掛かる検査・施術費用はコチラ

 人工授精にかかる時間 

施術自体は、数分程度で痛みはチューブを入れるだけなのでほぼ痛みはありません。施術後は、精子の着床率を上げるため、10分~30分程ベッドで安静にしておきます。
ただ、人工授精は排卵日を正確に測る必要があるため、人工授精当日までに2~3日ほど検査・診察通院をする必要がありますので、仕事をされている方はスケジュール調整が必要となります。


男性は人工授精当日に精子提出するだけ
→ 自宅または病院で精液を採取します。温度が低くなると精子が死んでしまうため、タオル等に包み、体温に近い温度で持参する必要があります。(持参方法は病院によって様々なので、病院の指示に従って持参して下さい)