今年のゴールデンウィークは長くお休みが取れた方も
多いのではないでしょうか?
そして、新しい年度が始まり1か月が経ちましたね。
新社会人をはじめ転職や異動などで
4月から新しい環境で仕事を始めたという方も
多いことでしょう。

最初のうちは、「よし、頑張るぞ!」とエネルギーが湧い
張り切っていたものの、ゴールデンウィークを過ぎてひと段落する頃から、
「やる気が出ない」「ふさぎこむ」といったことが見られるのが
俗にいう「5月病」です。


今日は、この時期に内側から身体をケアしてあげることで
疲れや気持ちの低下に負けず連休明けも元気に過ごし、
これからやってくる
梅雨のうっとうしい時期も身体が快適でいられるコツを
お伝えいたします。


●新生活にまつわる疲れの原因は?
新しい生活は、身体と精神と両方に影響を及ぼします。
時間のサイクルが変わったり、慣れない環境や
新しい人間関係は、少なからずストレスを感じる原因となります。
適度なストレスは、モチベーションUPにもつながりますが
過度なストレスは心身ともに負担をかけてしまします。

過労や睡眠不足、心労など長期にわたりストレスが続くと、
免疫の働きが低下し、細菌やウイルスとしっかり戦うことができず
感染症にかかりやすくなります。
そのため風邪を引きやすくなったり、普段は気にしない
慢性の扁桃炎や歯周病が悪化することもあるのです。
また、メンタル面でもやる気が出ない、気持ちが付いて行かないなどが
続くとさらに疲労が溜まります。自律神経失調症なども
この時期に起こりやすい症状です。

●疲れがたまったら、どうしたらよいの?
疲れているときはゆっくり休むのが一番です。
身体を休め、睡眠時間は必ず確保しましょう。
疲れているのに無理やりリフレッシュの為に出かけるのは
逆効果ですのでおすすめではありません。
まずは疲れを取ってから活動しましょう。



また、内側からのケアとしておすすめの栄養素があります。

・良質なたんぱく質の摂取
ストレスがかかっていると、それと戦うために、
血圧や体温、血糖値を上昇させようと体が反応し、
体内に蓄えられたタンパク質が大量に消費されます。
また、免疫の働きはタンパク質の不足で低下しやすくなりますので
良質なたんぱく質を補給することが大切です。

・ビタミンCをこまめに補給
ビタミンCはストレスによって発生する活性酸素を除去する
抗酸化力があり、ストレスを感じたときに分泌される
抗ストレスホルモン(コルチゾール)を合成するときに必要不可欠な栄養素です。
コルチゾールの合成には、たくさんのビタミンCが必要です。
つまり、強いストレスを感じているときは多めにビタミンCを摂取が必要なのです。
また、ビタミンCにはウィルスに対する抵抗力を高めてくれる働きがあります。 
ウイルスと戦うインターフェロンという免疫物質の生成にもビタミンCは
欠かせません。
しかしビタミンCは水に溶けやすくすぐに体の外に排出されてしまいますので
こまめに摂取することが大切です。

・ビタミンB群をしっかり摂る
ビタミンB群は、食べたものをエネルギーに変えるエネルギー代謝に関わりますが、
お酒を飲むときにもビタミンB群は消費されます。
またストレスがかかっているときと疲労回復時に大量に消費されます。
ビタミンB群は神経にも深く関わり、ストレスを受けると
神経伝達物質の働きが弱まり、その働きを補うためにビタミンB群が
大量に使われます。
現代人はビタミンB群が不足していると言われますが、それは
消費量が増えたことと、食事からの補給が難しくなっていることの2つの
理由が主に挙げられます。


●ワンポイントアドバイス
ビタミンB群はストレスを感じているときには大量に消費されますので
しっかり補給することが大切です。
また、水に溶けやすいだけでなく、ビタミンB群の中には
光や熱に弱いものもありますので調理中に壊れてしまうこともありますので
配合量の多いサプリメントの利用もおすすめです。

是非、しっかりと適切な栄養と休息で5月病対策をしてみてくださいね。