2年前のパーティで一度だけ着たこのきもの、何度も書いたけれど、友禅作家さんの遺作
ちりめん単衣の訪問着なので、着られる時期が狭い。
昨年は額を7針縫う怪我をして、着る時期を逸してしまった。
旦那様の大切な遺作を私に下さった友人に着て見せる約束をしていたのに。
それで、今年こそは着て見せてねといわれて約束していたのに、コロナ騒ぎで全ての会合が無くなったので、
また今年も着てお見せすることができなかった。
その年の2月に生地をいただいて、5月のパーティに間に合わせたきもの
この辺りの図柄だけ見るとおとなしそうだが……
深い湖のような色とか強烈で個性的な色づかいなのだ
60歳にならずに病気で亡くなられた方だが、最後の作品は注文を受けない、自分の描きたいように描いてみたいと
筆を執られたそうだ。
徒やおろそかには着られない着物だが、友禅作家の妻である友人にはまだ着姿を写真でしかお目にかけていない。
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