The Mars Volta 「The Bedlam in Goliath」
カオスの前ではなすすべもない。
マーズ・ヴォルタ 「ゴリアテの混乱」
- ゴリアテの混乱/マーズ・ヴォルタ
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マーズ・ヴォルタの4枚目のアルバムは1stに近い仕上がり。
10分以上延々と続く怒涛の大曲は息を潜め、
ここ2作よりもメロディーが際立ち、コンパクトではあるが、
より純粋な、初期衝動にも似た本能的な曲が並ぶ。
とはいえ、カオスの中に垣間見える、静謐をたたえたコアが存在感を増していることは、
オマーの脳内が依然拡張され続けていることの証ともいえるだろう。
恐るべし、オマー・ロドリゲス・ロペス。
と、ここまで書いておいてなんだけど、
こんなめんどくさいことなど一切考えずに、
変拍子、ブチ切れたハイトーン・ヴォーカル、
狂っているようで緻密なギター(レッチリのジョンの仕業)、
不穏な電子音、ドラマティックな曲展開、、、
彼らの音に身を任せ、その混沌に呆然と立ち尽くす、
もしくは振り落とされるのを覚悟で喰らい着く、
これがとにかく正しい鑑賞法であろう。
人はカオスの前ではなすすべがないのだから。