あたしのベッドは庭にある。

花粉の季節だし、庭のサクラの木はどんどんベッド側にせり出してくるし、

そろそろベッドの位置を変えよう。

ぐぐぐ・・・

少し動かした途端、ベッドと木の隙間からアオダイショウが。

逃げるわたし。

キンチョールをかけ続ける父。

アオダイショウは父めがけて暴れまくっている。

庭から玄関を入り風呂場まで。

父はつかれたのでキンチョールを兄に託す。

かけること数分。

殺虫。ならぬ殺蛇。

気を取り直してベッドの移動の再開。

ぐぐぐ・・・。

90度向きを変えたところで、

いちじくの木の下に何か茶色い・・・ねばねばした・・・

ギャーーー!!!

巨大ナメクジ!

大きさはゆうにバスケットボールくらいある。

これは「せやねん」にでも激写メールしたら賞金モノやと思い、急いで携帯を取りに。

戻ってくると、いない。

またベッドの陰に隠れようともぞもぞしている巨大ナメクジ。

いや、足がある。

ナメクジじゃない!

イカだ!

巨大イカ!!

確かあれは2、3週間前、父が釣ってきたイカを「小さすぎる」といって庭に捨てたのだ。

そいつがこの暗くてじめっとしたところで生き延びていた。

父はすぐ保健所の人に電話し、専門家が来て足を切り始めた。

あたしはまだ写メしてない。

「調査待ってください。写真撮らないと、せっかくだし・・・」

本心は賞金狙いですが。

あっでも、なんだか足を切られたショックで小さくなってる。

せっかくの巨大イカが。

これなら撮っても・・・。でも撮らないと。

と、悩んでいるとそのうちにどんどん小さく・・・。

結局悩みすぎて、写メした時には、普通のイカでした。

で、目覚め。