映画「陰陽師０」を観ました。
映画は、ファンタジーが好きです。
以前、野村萬斎が安倍晴明を演じた作品も好きでした。
フィギュアスケートで羽生結弦選手が、表現していたのは、映画で野村萬斎が演じていた清明だと思います。
それ以前に晴明神社に２度参拝したこともあります。
お祓い棒も買いましたよ。
式神や五芒星についても本で読んだりして知っていました。
とは言っても
史実の安倍晴明は、権力者である藤原道長に取り入って甘い蜜を吸っていた人物。
あんまりいい感じの人には、思えないのですが。
始めて安倍晴明の存在を知ったのも平安時代の本で道長の危機を救った陰陽師としてです。
安倍晴明の相棒は、藤原道長でした。
ＮＨＫ大河ドラマの「光る君へ」にも安倍晴明は、出ていますね。
映画では、以前から相棒は笛の名手源博雅になっていますね。
これは、夢枕獏の小説を元にしているからでしょう。
「ゴールデン カムイ」に続いて主演が、山崎賢人。
ゴールデンカムイもですが、ビールのＣＭでも山崎賢人のアップが出てイケメンでしょ、みたいになっているのが、どうも苦手です。
今回、好きな俳優の染谷将太や小林薫が、出ていたんでそれもあって見に行きました。
染谷将太の博雅と山崎賢人の清明は、配役が逆ではないかって思ったんですが、
実際に映画を観て逆ではなかったです。
清明は、アクションがある。
博雅の方に細やかな感情表現がありました。
これは、私には、ご馳走でした。（笑）
観に行った甲斐がありました。
小林薫も良かったです。
状況劇場の頃からファンで小林薫は、私方面では人気者です。
その頃からいろいろな役が出来て上手い役者さんだって私らもう、夢中でした。
ＪＲのポスターで京都観光のだったと思いますが、
そのポスターが、友達と欲しい欲しいという話になって駅員さんに貰いたいんですがと、頼むと「剥がして持って行って下さい」と言われたのを覚えています。
私ども、勝手に剥がしたりしません。
ちゃんと許可をもらいます。
当時は、結構ポスターの盗難もありました。
國村隼や小林薫、染谷将太この人たちは、間違いが無い。
脇が固めてあったんですごく見応えがありました。
ファンタジーには、欠かせない映像美も楽しめました。
安倍晴明を描いた作品は、どんどん捉え方が、進化している感じがします。
今回は、人間の心理を怪かしとして深層心理で描いていました。
フロイトみたいですね。
源氏物語でも生き霊が、出てきますが、想いが強ければ、それが霊になるという考え方は、古くからあったと言えます。
人と人は、繋がっている。
無意識で繋がっていると言う考え方でした。
観に行って良かったです。