中国、青島で海軍シンポジウムが開催されました。
参加国は、太平洋沿岸を中心に30カ国(29カ国とする記事もあります)。
なにかと騒動があったシンポジウムですが、今回は平和的に行われるようです。


思っていましたが、
アメリカ下院で同盟国、友好国支援の予算が可決され、それに対して台湾が、即座に謝意表明。
この可決、海軍シンポジウムを意識したものではないと思いますが、
台湾の謝意表明は、意識していると思います。
参加国の中に台湾は、含まれていません。
国連が、国として認めていないからですが、台湾の立ち位置って難しいです。

海軍シンポジウムは、お互いの海軍が、不測の事態を招かないようにするためで
事件事故への対応をも協議します。
尖閣諸島や南沙諸島では、台湾も領有権を主張しています。
しかし、表立っているのは中国です。
何故か、台湾は、スルーされているように感じますが、
台湾が、日本やフィリピンの領有権を認めれば、中国も主張できなくなると言う見解も当然、成り立ちます。
それでも不測の事態を起こしそうなのは、中国海軍や海警局でして。
岸田総理が、国賓としてバイデン大統領に招かれた席上、
尖閣諸島周辺は、日米安全保障の範囲として確認し合ったことも台湾にすると、穏やかではないはずです。
アメリカ下院の可決を機に台湾の味方ですねのメッセージ発信だろうと思います。

この海軍シンポジウム、2年に一回、偶数年に開催されているそうですが。
2014年には俄然、悪い方で注目されました。
開催国の中国が、日本の自衛隊を艦隊式には、招待せず。
シンポジウムには、参加するのだから良いではないかと言う中国の言い分でしたが、
日本とアメリカの両国は、不参加としました。
紛争や戦争を防止するためのシンポジウムでありながら喧嘩の売り買いになっている
と言う本末転倒!中国、ホスト国としてどうなの?と言う集まりでした。

2018年は、韓国済州島で開催。
この時は、韓国側が自衛隊に旭日旗を掲げることへの自粛を申し入れたので日本は、不参加。

2022年、前回は、日本が主催国でしたが、ロシアのウクライナ侵攻でロシアの参加を認めませんでした。

そして、今回は、そのロシアも参加していまして
平和的に開催されていると言う印象です。
ロシアとか、不測の事態を招きそうな国は、参加した方がいいと思うんです。

こうした流れが、ありますから

30カ国参加で日本の海上自衛隊も不参加のこともあったので今回、参加しているのは、いい方向です。

後、北朝鮮ですね。

不測の事態を起こしそうな国なのに参加していないのは。

最も参加して欲しい国です。

中国とか、ロシアとか、
不測の事態を招きそうな国と言うのは、核兵器保有国が多いです。

北朝鮮もそうです。
核兵器を保有することで自国防衛が確実になると言う意見もありますが、

(北朝鮮は、自衛のための核兵器と言っています)
世界を見渡すと、核兵器を保有している国は、非保有国よりも確実に戦争を行うデットラインが低い!
防衛の為に持っているのか、戦争する為に持っているのか、分からないくらいです。

アメリカの心理学の研究で
身近に何らかの武器がある方が、ない時よりも暴力的になると言うデータが出ています。
銃保有についての議論の中で根強い賛成派に対して反対派もいますんで
こういうデータも提示されているのでしょう。
ですから
核兵器を持つと、戦争しやすくなると言う傾向は、否定できません。
核兵器だけではなく、武力レベルを上げていく際は、本当に慎重になり各国との外交をお座なりには出来ません。

アメリカ下院の方は、海軍シンポジウムよりもイランのイスラエルへの攻撃が影響しているでしょう。

同盟国や友好国への支援の予算の取り決めです。

アメリカ国内には、ウクライナにも支援を続けることに疑問の声がありますし、イスラエルとなると、反対や抗議も起こっています。
イスラエルとイランの報復合戦は、一応鎮静化したかのようですが、
非常に危険であることには変わりないです。
元々は、シリアのイラン大使館にイスラエルが、攻撃を仕掛けたことで大使館には、イカンやろう。
軍司令官らがいたとイスラエルは、しています。
思い出したのが、中国大使館をアメリカが、爆撃した事件です。
中国は、猛烈にアメリカに抗議しましたが、報復攻撃はしませんでした。
しかし、イランは300ものドローンやミサイルを使った攻撃を行い、イスラエルはほとんど迎撃したと言います。

この違いが、あるんで危険レベルは、段違いです。
実際に戦争が起こっている地域は、そういう処です。
しかも踏み躙られているのは、パレスチナのような弱い人々です。
何度も言うようですが、ハマスの幹部は、外国にいます。

今回のイランとイスラエルの報復合戦でお互いに攻撃するも迎撃しています。
防衛力が、決め手と言うか、如何に迎撃できるかが、鍵になっていると思いました。
パレスチナもウクライナも迎撃システムがない。
これが非戦闘員、絶対に守られなければならない民間人の被害へと繋がっていると思います。
戦時中の日本もそうだったと指摘されています。
兵力を前線へと注ぎ込んで本土防衛は、スカスカだったと。
米軍が、沖縄を取ってからは、絶望のどん底。
そもそも沖縄への防衛システムが、構築されていなかった。

自衛隊で迎撃ミサイルを見せてもらって説明を受けました。
日本は、まず守りが、重要ですよ、専守防衛。
イランとイスラエルを見ても思いました。
的確に迎撃する。

パレスチナのことは、NGOからの手紙で飛んでもなく悲惨なことになっていて
支援が、全く追い付いていないと分かります。
停戦を呼びかけないといけないです。
岸田総理もせっかくバイデン大統領と会ったのにパレスチナのこと、話し合わないと。
直後、国連の安全保障でイスラエルへの攻撃停止に日本を初め多くの国が、賛成したのに
アメリカの否決で見送られました。
2トップ対談で日米同盟、2カ国の絆を世界に示した直後に価値観の違いも世界に示していますよ。
まぁ、日米同盟を強く結ぶと、日本は、アメリカに従うだけだと見る国もありますので
反対する処は、反対すると、きっちり見せることも重要です。
特に民間人を巻き込んで非人道的な攻撃が、繰り返されているイスラエルの攻撃を止めることが、出来ないのは、人類として恥です。
アメリカ国内でも反対運動が起こっていますが、
逆にパレスチナとハマスを同一視してしまってパレスチナに同情の余地はないとする人たちもいます。
 

アメリカのイスラエルへの軍事支援を見てアメリカとは、距離を取る国が多い中、日本は同盟強化へと舵を切りました。

たぶんアメリカは、日本との関係づくりで国際社会に対し、国内向けにも平和アピールをしたのではないかと思います。

日本が、専守防衛で戦争放棄の国だと言うことは、アメリカにとってプラス効果です。

日本が、アメリカに引っ張られるのではなく、日本が、アメリカを自分の方に引き寄せないと、アメリカの信用が揺らいでいることもあります。

日本自身が思っている以上に日本の平和主義は、信用度が高く、効果性があるように見えます。

Jリーグ初のイラン人選手としてアビスパには、ザヘティ選手がいます。
結果を出しているストライカーです。
アビスパには、イラン語の出来る通訳がいないけれどと、気になっていましたが、
インタビューでザヘティ選手は、英語が出来ると分かりました。
これだけ英語が、出来ればイランには、戻りたくないかもって思いました。
でも、イラン大使やイランの高官もテレビで英語で話しているような。
ザヘティ選手とアビスパの選手4人で焼き肉行ったとか、言っていました。
英語で話したって言うことで大丈夫みたいです。
ウクライナのリーグから来たって言うだけでなく、イラン人だと言うことでも危なそうです。

とにかく我々、民間は地道に友好的に行きましょう。

アメリカ下院の決議に台湾が、謝意を示して。
思うに台湾のお金持ちからアメリカに投資や旅行などで台湾マネーが、流れ込みそう。
この間の地震の被害で台湾は、大変だったけれど、
被害に遭った人たちを見ていると、お金持ちの人たちではない。
少数民族の人たちも被害に遭っていていつもながらこの格差が、気になります。
台湾の子どもの動画で自分ちを紹介しているのが、あったんですが、
台湾の金持ちは、ちょっとレベルが違いますから。
インドもそう。
東南アジアも門から邸宅まですごく距離があって途中に庭師さんの自宅まである。
どんだけ広いお屋敷だ?って思いますよ。
格差の上の方の人たちのこと、知らないなぁって思ったりします。
中国や韓国の格差社会の話は、ニュースでもあっていて知っていますが、

それ以外の国となると、知らないことってあるなぁって思います。
なんでもそうですが、確証バイアスって言うんでしょうか、決めつけに注意ですね。
 

追記。

フィリピンは、海軍シンポジウムを欠席したそうです。

領土問題は、棚上げすると比中間では、なっていたように思いますが。

銃撃戦をしていた頃に比べると、マシにはなっているけれど。

シンポジウムには、フィリピンにも参加して欲しかったです。

日本は、ロシアに北方領土を実効支配されているけれど、対話の機会を作っていますし、シンポジウムにも双方出席しています。