ここは、何処かと言いますと、
広場ではありません。

  

まぁ、小さい子を連れたお母さんが、お散歩したり
ひとり男性が、ダンスの稽古をしたりしていましたが、広っぱではありません。

ここは、太宰府政庁、客館跡です。
8世紀奈良時代、海外からの使節団を迎え入れた施設なんですよ。

  

今どきは、QRコードで読み込んでアプリを使って再生、VRで施設を見れると言う仕組み。
そもそも政庁跡が、再現をしていない、そのまんまの姿ですので
太宰府では、こういう方法が、有りなのですね。

史跡の場合、再現しても人に依って説が違ったり後から新しい発見があったりすることもありますから
本当に建物を作って仕舞っていたら訂正が難しいけれど、VRなら簡単でしょう。
また、建物だと維持管理も大変になります。

  

ここからは、奈良三彩を初め内外の高級食器が、出土しています。
唐の越州窯青磁(茶碗、茶たく)、新羅の佐波理(高級な青銅食器)などです。
贅を尽くしていたと思いますよ。

新羅からの使節団は、ここに来ていました。

 



  

 

下の写真↓、背後に見える山は、四王寺山、その裾野に太宰府政庁があります。

ここから歩いて行ける距離です。

菅原道真公が住んでいた榎社もすぐそこです。

客館跡、道路で切れていますが、

VRなので関係ないでしょう。

 

  
 

トイレと展望台もありますが、無人です。

その内、ボタンを押したらVRが、見れるような仕組みになるかもしれないですね。

今は、アプリは無料ですが、通信費は自己負担です。

 

本物の遺跡は、コンクリートの下。

しっかりと保護していますね。

そちらが、重要です。

個人的には、吉野ヶ里もそうですが、穴ボコボコの本物の方、埋まっている方に興味があります。