前回の続きです。
高校の部活で演劇に目覚めた彼は、高校卒業後は演劇の道に進みたい!
親に反対され、バイトで金銭的な世話にならないからという約束で演劇の道に進みました。
彼は毎日夢のためにバイトに劇団に頑張ってました。
それまで病弱で家で大人しく過ごしていた彼が、水を得た魚のようにイキイキし始めました。
彼の父、つまり私の叔父は彼を応援していましたが、鬱病になった叔母はいつになっても受け入れられませんでした。
友人や職場の人など、周囲の人の子どもが大学生や社会人になり、フツーの道を歩んでいるのに、我が子は「俳優になる!」と劇団生活。
容姿もフツー、突出したものが何も無い(と思われていた)彼が芽が出るなんて絶対に無理!
叔母の鬱病はどんどん悪化していきました。
そして、日に日に増える精神薬、副作用のせいで一気に太り、手が震え、ハイ(躁)になったりロー(鬱)になったり…
人の目が怖くなり(子どものことを聞かれるのが怖かった)、引きこもってしまいました。
叔父が神のような人でした。
息子の夢は叶わない。
それは飲み込んだ上で、いつも
「やりたいことをやれ!」
「後悔しないようにやりきれ!」
「親のことは気にするな!」
「自分の人生を生きろ!」
と、本人の意思を何より尊重してました。
※ちなみにこの神のような叔父が私の理想の旦那様なんです。
小さい頃からずっとそう思ってたので、私は神ダンナと結婚できたんだと思います
従兄弟は、母親の鬱病がどんどん悪化していくことはわかってましたが、
叔父はいつでも
「お母さんのこと気にするな」
「子どもは親の犠牲にならなくていい」
「お母さんのことは俺に任せろ」
と、息子の夢を憚るようなことはせず、
常に応援してました。
実際、叔母のことは叔父が完璧にフォロー!
仕事しながらも家事をこなし、叔母の受診に付き添い、叔母が「死にたい…」と電話をよこすとすぐに帰社して叔母を支えてました。
(だから仕事の方はなかなかうまくいかず、大変だったようです…)
それに引きこもってる叔母をしょっちゅうバス旅行や、夫婦で大ファンの阪神タイガースのゲームに連れていきました。
旅行や阪神戦に出かけると、叔母もとても明るく元気になってました。
そして、劇団生活の従兄弟は、やはり母親のそのような状態を見ながら自分の夢を追いかけるのは辛くなり、一人暮らしを始めました。
叔父はその時も従兄弟の決めてきた場所、部屋、バイトの内容など、本人の決断を一切否定せず、全て肯定し応援してました。
続きます