寄り添う | 言葉は天から降りてくる

言葉は天から降りてくる

日々舞い降りてくる言葉をひろってみました

たまたま今日、FBの思い出に上がってきたもの


ある方がFBでシェアされていて、それを私もシェアしてたので、ほぼ毎年上がってくる


これ、初めて見たのは10年前


泣いた

というか、胸の中があふれた


あの頃、毎日が必死だった

DV、モラハラ、諸々でぼろぼろやった

自分を保つ事ができなくなっていた


常に緊張していて、やっと離婚すると、今度は経済的に背負っていくものが一気に増えた

中学、高校、大学の子供4人抱えて、仕事も3つ掛け持ち

それでも余裕なんてなかった

毎日1〜2時間の睡眠で、家では寝るだけ

かろうじてご飯作ったり作らなかったり

家も散らかり放題

もうどうすればいいかわからんで

精一杯なのに全てが空回りしてた

死ぬのは怖いけど生きるのがきつい

ただ、子供の存在だけがこの世と私を結んでた


そんな山場の時期を少し降り始めた頃に見たのがこれやった

多分、あの時の涙は、こんなふうに誰かに言って欲しかった

寄り添って欲しかったというあまえかもしれんし、渇望やったかもしれん


今日も読みながら、この10年を省みた


それが、⬇️


【ご飯、作ってもらっていないみたい・・・】


この子、朝ご飯も食べていないし、

どうも、お母さんにご飯を作ってもらっていないみたいなんです。


学童保育の先生から相談がありました。


食育指導士の私の知人は、

すぐにお母さんに会いに行きました。


お母さんは、

茶色の巻き髪を指でくるくるもて遊びながら

「まじ、やばいんですよねぇ~。」


知人

「お母さん、すごいねぇ~、

やばいって気付けているって、すごいよぉ~。」


お母さん

「?!」


知人

「やばいって気付いているんだから、

一緒に出来ることを探そぉ~。」


お母さんは夜遅くまで仕事をしています。

いつも、テーブルの上に500円玉を1つおいて出掛けるのだそうです。


子どもは、その500円で、

コンビニ弁当やハンバーガーを買って食べていました。


「お母さん、この500円で、

お母さんがお弁当を買ってきてあげよう。」


「えっ、そんなんでいいんですか?」


「いいよぉ。」


お母さんがお弁当を買ってテーブルの上に置いておくようになると、

子どもは、そのお弁当を一人で食べないで、

お母さんを待つようになりました。


「じゃあ、今度は、割り箸ではなくて、

この子のお箸を付けてあげよう。」


子どもは、そのお箸で、とても嬉しそうにお弁当を食べました。


それを見たお母さん、

休みの日にハンバーグを作りました♡


人は変われます。

出来ることを少しずつ実践すればいいのです。


私は、この話を聞いて、

支援とは、無理なことを強制することではなく、

相手に寄り添い、出来ることを一緒に探すことだと思いました。


そして,一見いい加減そうに見えたお母さんですが,子どものことを愛し,少しでも子どものために何とかしたいという気持ちを持っていたということ,自分一人ではできないこともあるのだということに,思いを馳せたく感じました。