幽霊なんて言わない | 言葉は天から降りてくる

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日々舞い降りてくる言葉をひろってみました

はあ⁉️って思われるかもしれんけど


幽霊って呼び方が私にはしっくりこん


子供ってそういう方々が見えるって

よく言うやん❓

まさにそんな子供だった

親には見えてない人と話をするのを

親は、きみが悪いと言った



夜中たくさんの馬の足音で目を覚まして

1人の武者と目が合って

他の武者は殺そうと言うのを

このお子がどなたかわからないのかと

引き止めてくれた



当時住んでいたあの場所が

南北朝時代の戦場であったと知ったのは

それから20年ほど経ってから


同じくその家で

やっと夜

1人でトイレに行けるようになった頃

変な格好のおばちゃんに

こんな所に厠を作って迷惑だ

ここは元々自分の家だから

出て行けと言われた


その場所は

江戸時代には墓地であったと知ったのは

それからやはりずいぶん時間が過ぎてからで

その団地が解体される時に

古い人骨が出てきた事で知れた



親戚の家に泊まりに行って

おばちゃんとお風呂に入った時

カーディガンにスカート、三つ編みの

お姉ちゃんがお風呂の前を通り過ぎた

それをおばちゃんに告げると

お風呂の向こうの古い家は

物置になってるけど

誰もこんな時間には行かないと言った


その古い家は昔

親戚がその家ごと敷地を購入する前

お金持ちの娘が結核の療養をするために

建てられて

お世話するために貧しい家の娘が

雇われていたらしい



友達の家に泊まった朝

歯磨きしてると

地から足首を掴まれた


それを伝えると 

わかった❓と

昔は庭に墓を作る家もあって

洗面所のあるあたりは

お寺に移す前にお墓があったのだそう



こんな事がたくさんあったから

信じるとか信じないとかじゃなくて

普段、誰も彼もの目には触れない方々が

おいでなのだと認知している



ただ

出会った方々は

おどろおどろしい悪意や恨みに満ちた

そんな方々ではなくて

それぞれに言い分や思い残しや

おつとめやがありはするものの

情やある種の優しさがあった

だから

「幽霊」なんて

ネガティヴなニュアンスの言葉で

呼びたくないん

幽霊を信じるor信じない

 

 

 

 

 

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