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西洋占星術での確認
P・MC=P土星/P冥王星(直接)の接近
の働きの方が大きいか
それとも
N金星(10L)、P金星とP木星
の働きの方が大きいか

インド占星術ではダシャーはトランジットより優先されるが、西洋占星術ではプログレスはトランジットより優先される。

そこで、西洋占星術での未来予測では、プログレスを欠くことができない。

トランプの西洋占星術の分析において、工藤明彦先生のブログでは、
P・MC=P土星/P冥王星(直接)の接近
を持って、トランプの社会的立場の喪失と分析されていた。
確かにこの指標自体は、かなり厳しい指標である。

しかし、以下の指標はかなり良い指標である。







N金星(10L)が蟹座25度44分

2024年11月5日
P金星 天秤座24度2分
P木星 天秤座25度19分

2028年11月5日
P金星 天秤座28度2分
P木星 天秤座26度2分

トランプにとって、仕事運を示す10LがN金星である。
そのN金星(10L)は蟹座25度44分にある。

そして、二大吉星のP木星とP金星が、大統領任期の4年間に渡って、天秤座25度44分付近を通過していくのである。

蟹座も天秤座も、両方とも運動星座である。

つまり、P木星とP金星と言う二大吉星が10LのN金星に対し、同じ運動星座の同じ度数付近を2025年〜2028年の大統領任期中に通過して、吉意を与えていくと見なせると言える。

運動25度44分である。

つまり、
N金星(10L)=P木星
N金星(10L)=P金星
である。

そればかりではない。

金星は10Lであるから、P金星(10L)はP木星と精密な度数付近で接合することにより、大きな吉意を得られるとも言える。
10Lは仕事運であるし、木星は吉星だからである。

つまり、
P金星(10L)=P木星
であるとも言える。

私はこのような観点から、ドナルド・トランプが当選するのではないかと考えている。

しかし、工藤先生御指摘のP・MC=P土星/P冥王星(直接)の接近の厳しさも見過ごせない。

これがどのように現象化するかと言うのも、今後のトランプの動向から検証する必要があるだろう。



紫微斗数でのトランプの官禄宮同類相冲について

実は西洋占星術同様に、紫微斗数でも、トランプの仕事運にとって厳しい指標がある。
大限官禄宮からの飛星Dによる、本官禄宮への同類相冲である。

つまり、この2020年からの大限の仕事運は

一、大限官禄宮からの飛星Aが本命宮に飛び、本遷移宮や本官禄宮からの三方四正に飛星Aが来るのは、仕事運にとっては大吉。

二、しかし、大限官禄宮からの飛星Dが本官禄宮を同類相冲するのは、仕事運にとっては大凶。


であると言える。
西洋占星術同様に、紫微斗数でも仕事運にとって大吉と大凶の指標があると言える。

インド占星術で見ても、トランプは木星ー金星期となるが、
ダシャーラグナの木星から見れば、2・9Lの金星が5Lの土星と11Hで接合して大吉。
しかし、ラグナから見れば、3・10Lの金星が12Hに在住し、6Lの土星と接合して大凶。
と言える。



では、トランプは落選するのか?
しかし、そう予想するのはかなり難しい。

何故なら、対立候補のバイデンの運勢自体が、インド占星術で見ても、紫微斗数で見ても、そもそも仕事運の吉凶を論じる以前に、仕事運とは程遠い運勢を示している。
つまり、仕事を引退するような運勢となっており、4年間と言う長期的な大統領職を遂行していく運勢であるとは言いにくい。



では、今後のアメリカは結局はどうなっていくのか?
確かに西洋占星術でも紫微斗数でも、そしてインド占星術でも、トランプの仕事運は理論的には大吉と大凶が交錯し、かなり読みにくい。

しかし、結局は理論より実例の検証なのである。
ただ、占い業界では、どの占いでも理論ばかりが先行し、実例の検証がかなり少ないと言える。
また、様々な占い理論の優先順位があるが、それも実例の裏付けから確認されるものである。

河合の今までの占星術研究からの2024年の米大統領選の予測では、おそらくドナルド・トランプが大統領選自体には勝利すると考えられる。

しかし、トランプは就任早々から様々な仕事での障害や妨害に直面し、ロシア・ウクライナ戦争の対応や中国への対応、アメリカ経済や世界経済に対する経済危機への対応に忙殺されると考えられる。

と言うのは、トランプ暗殺に失敗した世界支配層が、このまま黙ってトランプ政権を歓迎するわけがなく、トランプ政権成立後も様々な妨害や嫌がらせをしてくると予想されるからだ。