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バイデンは再選するか?
再選を否定しにくい理由

私は2024年については
一、岸田文雄政権は退陣し、高市早苗政権誕生
二、アメリカ株も日本株も大暴落
三、仮想通貨と金銀は一時的な大暴落(3月?)後は乃木坂上り坂無敵無双無限爆上げマンセー超弩級バブル相場になる
四、円高ドル安になる
五、世界中で倒産件数と失業率が急増

等と予測している。



しかし、米大統領選についてはよく分からない。

トランプやバイデンの出生時刻データは分かっている。
しかし、その解釈はかなり難しいのだ。

トランプについては、中国占星術では、巳刻生まれ説だけではなく、午刻生まれ説もあると言う。
これがますます難しい。

バイデンについては、1942年11月20日8時30分、ペンシルベニア州スクラントンの生まれとアストロデータバンクで判明しているので、中国占星術では辰刻・インド占星術では蠍座ラグナである。
そこでバイデンの運勢を先ずは見てみる。

ジョー・バイデン
命式
時日月年
甲丁辛壬
辰丑亥午

喜神 木・火
忌神 土・金・水

大統領当選時
大運 己未
年運 庚子

既にバイデンについては、青山さんと言う方が四柱推命で分析しているが、私と同じ喜忌の見解である。

2020年の庚子の年に当選したが、その年は子丑亥の北方合水局が成立していた。
しかし、この水は忌神だ。
事実、忌神の水は官殺であり、子供を示すが、息子のハンター・バイデンのスキャンダルが、バイデンの大統領選の足を引っ張った。

また、水の強い1972年の壬子の年に妻と娘を失っている。
さらには、1948年〜1958年の壬子の大運では、父親の事業が失敗し、苦しい経済状況だった。

一見すると、2020年に大統領に当選したから、水は喜神ではと勘違いしてしまうが、バイデンの過去の水の強い時期はかなり良くないことが起きている。
やはり、水は忌神で間違いないみたいだ。
実際に2020年の庚子の年も、大統領に当選したが、息子のスキャンダルにより大統領選で苦戦を強いられた。

ちなみに青山さんは、バイデンの大運は順行だから、己未の大運は、未は前4年は火旺、後6年は土旺で運勢が2022年から暗転すると述べている。

実はインド占星術で見ても、2022年9月からバイデンはマハダシャー土星期に切り替わって運勢が暗転しているのは、どう見ても確かなのである。

とは言え、運勢の暗転はあくまで運勢の暗転に過ぎない。
それだけで大統領再選を否定するのは早計である。
私自身も、以前はこうして予測を外すこともあったから、経験して学ばされてきた。

では、2020年に子丑亥の北方合水局の忌神の大運に関わらず、大統領に当選出来た原動力は何か?

河合の分析では、主に以下の三点である。
一、己未の大運であったが、未と午が合で喜神の火を強めたから。
二、2018年〜2028年は己未の大運だが、2018年〜2022年は火旺の喜神運だから(2022年〜2028年は土旺の忌神運)。
三、己未の大運で、月支の丑と未が冲で墓庫が開けたから。
これらが原因だと思われる。

ちなみに子供運が悪いのは、丁の身弱で、月支が亥で蔵干に壬があり、年干に壬があり、丁壬干合が働いていて、壬が忌神で子供を示す正官だからである。



2020年の米大統領選でのバイデンの紫微斗数の運勢を見ると、いろいろと分かった。
紫微斗数の長所は、様々な種類の運勢を分析することができる点にある。
しかし、様々な運勢・指標の結果から、未来を予測するのは難しい。
何故なら、どの運勢・指標をどの程度考慮すべきかと言う大局観は、並大抵の力では分かりにくいからだ。


大統領選のあった2020年の仕事運を見ると、大限官禄宮は、年運命遷線に入り良い。




ところがである。

支持者からの支持や人気を見る大限交友宮、

子供運を見る大限子女宮、

社会運を見る大限遷移宮、

はいずれも年運命遷線に飛星Dが飛んできて、運勢が悪いことを示している。


やはり、四柱推命と似た鑑定結果だ。

こう考えると、バイデンが大統領に当選出来た紫微斗数的原因は、大限官禄宮の良さにあったと見ることが適切ではないか。


確かに大限交友宮が示す通りに支持や人気はイマイチだったし、大限子女宮が示す通りに息子のハンター・バイデンのスキャンダルに悩まされたし、大限遷移宮が示す通りに大統領選自体も、予選ですらバーニー・サンダース等の他候補に苦戦させられ、順調とは言えなかった場面もあった。


しかし、最終的には大限官禄宮が示す通り、仕事運の良さから当選した。


本命宮に紫微Bがあり、紫微はトップリーダーを示し、Bは実権を示す。

本命宮の紫微Bだけを見れば、大統領に当選する可能性はあったと言えるかもしれない。

しかも、仕事運を見る本官禄宮から見れば、三合に紫微Bや武曲Dがある。

六内宮に生年BDがあると、仕事で自立自営できる運である。


子女宮に自化Dがある為、人生で子供を二人失ってきた。


娘のナオミ・バイデンを失った1972年は大限子女宮からの飛星BCが、年運命遷線に飛んでいた。

また、大限子女宮が自化BCだった。

年運命宮にトラブルを示す擎羊がある。


息子のボー・バイデンを失った2015年は、大限子女宮からの飛星Bが年運子女宮に飛び、年運子女宮は自化Dである。


ちなみに本子女宮が太陽自化Dだから、娘が交通事故で亡くなり、息子も亡くなった。

太陽は金の五行で自化Dだから、交通事故等での死を示し、また太陽は男星であり、息子を示しているからだ。




2024年米大統領選、バイデンは再選するか?


2024年のバイデンの大限官禄宮からの飛星Aを見ると、年運命遷線に飛ぶ。

しかも、大限官禄宮自体が紫微Bである。

紫微はトップリーダーを示し、Bは権力を示し、それが仕事運を示す大限官禄宮に来る。

年運命宮が太陽自化Dである点は良いとは思えないが、やはり大限官禄宮の運勢は強力と言わざるを得ない。

年運官禄宮に移動を示す天馬があり、これはアメリカのあちこちで演説する為に忙しなく移動することを示している。


ジョー・バイデン
命式
時日月年
甲丁辛壬
辰丑亥午

喜神 木・火
忌神 土・金・水

大運 己未
年運 甲辰

2020年の米大統領選当選時の原動力は以下。
一、己未の大運であったが、未と午が合で喜神の火を強めたから。
二、2018年〜2028年は己未の大運だが、2018年〜2022年は火旺の喜神運だから(2022年〜2028年は土旺の忌神運)。
三、己未の大運で、月支の丑と未が冲で墓庫が開けたから。

今度の2024年米大統領選でも一と三は前回と全く同じ条件である。
二の条件は前回より明らかに悪化している。
しかし、年運は庚子から甲辰と明らかに好転している。
これをどう考えるか。

しかし、
2024年は甲辰
2025年は乙巳
2026年は丙午
2027年は丁未
と年運では良い運勢が続くのである。
これはバイデンに追い風である。

今年は株価大暴落で経済状況は厳しい状況となるが、それでもバイデンが落選すると言い切るのは難しい。
もしかしたら、3月くらいに株価大暴落が起こっても、大統領選の11月までは少しずつ上昇し、また大統領選が終わった11月後半に再び大暴落で、2回くらいに分けての株式の大暴落があるかもしれないと考えている。
河合の考えとしては、バイデンが苦戦しながら当選する可能性も高いと思うのである。

河合としては、普通は株価が良くないと大統領選に勝てないから、ここはよくわからない。
しかし、今回の米大統領選は単純なトランプ対バイデンではなく、トランプ対バイデン対ケネディと三人の争いになりそうである。
ロバート・ケネディ・Jrが無所属で出馬するからだ。
ここがさらに複雑である。



まとめ
占星術以外の現在の経済状況や政治状況を見れば、普通に考えれば、トランプが当選してバイデンが落選しそうである。
しかし、中国占星術の観点から見ると、バイデンは落選すると言い切るのは難しい。
占星術だけで見れば、バイデンが当選するのではとも思えてしまう。

インド占星術でのバイデンの運勢はいずれ解説するが、中国占星術と似たような見解になった。
ちなみにインド占星術の運勢では、ヴィムショッタリダシャーでは前回大統領選より暗転しているが、チャラダシャーの大統領選時の運勢は非常に良い。
この運勢もバイデンの落選と言い切るのは難しい。

様々な政治ブログや経済ブログでは、よほどの大どんでん返しがない限り、トランプが今年の米大統領選に当選すると見ているブログが多い。
しかし、私はバイデンが再選する可能性は結構あるのではないかと疑っている。

トランプが巳刻生まれか午刻生まれかも、再度検証する必要があるかもしれない。
ただ、インド占星術では獅子座ラグナと判明している。
更には、秒単位の運勢がどこまで左右されるかも検証したい。