北野武世界で描く戦国ロマンス。映画『首』鑑賞。 | ナツレのツレヅレなる何か

北野武世界で描く戦国ロマンス。映画『首』鑑賞。

北野武監督の最新作『首』を観てきました~。

この作品は、北野武監督が30年にわたって構想を温め、制作したものだそうで~天正10年(1582年)の「本能寺の変」をモチーフにしています。



ビートたけし(北野武)が羽柴秀吉役を演じ、西島秀俊が明智光秀、加瀬亮が織田信長、浅野忠信が黒田官兵衛、大森南朋が羽柴秀長、中村獅童が秀吉に憧れる農民・難波茂助を演じています。

物語は、天下統一を目指す織田信長が各勢力と激しい戦いを繰り広げる中、信長の家臣・荒木村重の謀反と、その失踪から始まります。

信長は明智光秀羽柴秀吉ら家臣を集め、村重の捜索を命じます。この物語は、荒木村重の首を巡る戦国の饗宴が始まり、それがやがて本能寺の変へと繋がっていく展開になっています。

ただし、描き方が独特で、俯瞰的にシニカルに色々な定点を観測するような構成になっているため、どこを面白さとして観るかで感想も変わってくることでしょう。

信長や秀吉などがおりなす時代の動き、武将同士の男色の世界、自分はどこを面白がるのかを探す映画と言えるかもしれません。

私はちょっと、その点で鑑賞中は定点が定まらず散漫になってしまい、入れ込みが浅くなってしまいました。

人を選びそうで評価が分かれそうな作品にも思えますが、映画としてはかなり評判が高いようなので、少しでも興味があれば鑑賞することをオススメします。


 

 

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