ヒール底がカツカツいうので、オフィス近くのミスターミニットへ。
しょっちゅうお世話になっているお店です。

ヒールだけなら5分でできる、とのことなのでスリッパ履いて待っていたら、
「この靴、右側だけ妙に底が柔らかいね…」
とのこと。
そして完成品は、ヒール底だけじゃなく、底全体も補強してくれてました。

ありがとうございます~と、お支払いしようもしたら
「代金は要らないから。」
と。
え?お得意様サービス的な?と思いましたが、
「この靴、いい靴だけど危ないよ。オフィスだけで履くとかベランダ用とかにするか、とにかくあまり歩いちゃいけない。怪我の元になっちゃうよ。
今日はとにかくこれ履いて帰らなきゃいけないんでしょ?今日のために思い切り補強しておいたから。でも明日以降はそれ履いて歩いちゃ駄目だよ。1日だけのためだからお金は要らない。靴職人として、靴を託してもらった以上は危ない状態では返せないから」と。

今日1日だけのために、無料で靴底もヒールもしっかり修理してくれた、ということだったんです。

すごいじーんと来てしまいました。
ぶっきらぼうな物言いの中に、おじさんの優しさと、職人のプライドを感じて。

特に、「この靴は捨てた方が良い」とは言わなかったところがすごい。
靴修理人として、靴への愛、なんだろうな。

仕事にプライドも愛も持ってる。

めちゃくちゃ、カッコいいな。
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