間が空いてしまったけど、VIZボイストレーニングの牧野先生が歌うまは遺伝かどうかについて意見を言っていた動画
があったので、紹介しておく。
歌は生まれつきです!!って言い切ってますね。
だから、僕らボイストレーナーはいらない。
そう。そうなんだよね。だからボイストレーナーってなかなかそういうことって言いにくかったわけですよ。(Dr.Hは言いまくってますがね)
かといって、「努力すれば必ず上手い人みたいになれる」とはっきり言うこともできない。その通り。こういうのに「必ず」って無いからね。
だからといって、「必ず」が無いからどうせダメだ。と諦めるんじゃなくて、「必ず」が無いからこそ、やってみないと分からないよね?というのは今まで散々夏夫が書いてきたこと。
生まれもった音域、星稜声量、音感。
いやいや、音域はともかく、歌に声量は必ず必要ってわけでもないし、生まれつきの音感ってあるのかな?
音をそんなに聴いてないのに判別ができるってやつだよね。
音感って脳で処理するってイメージが強いから、どうしても生まれつきより努力して得るものというイメージが強いかな。
肝心のところで「物覚えが悪い」とかだったらダメだけど。
結論から言うと、生まれつきでスタートラインが違う。これが牧野先生の意見。
あれ?そうなると、「努力すれば必ず上手い人みたいになれる」と矛盾しないか?
あ、「スタートラインが違うだけで、必ず到達できます」とは言ってないから矛盾しないのか。
努力で他の人のスタートラインには追いつけます。本当?
でもスタートラインが上にある人がさらに努力
をすれば追いつけない。
つまり、元々歌が上手い人こそボイストレーニング
を受けるべき。という論理になるのかな?
どういうことかというと、生まれつき歌が上手い人は何も努力していなかったら、誰かに追いつかれてしまうので、何かしらの努力
をしないと誰かに負けちゃうよ。ってこと。
昔務めていたスクールに10年間在籍していた生徒がいる。はいはい。
で、その生徒さんは入ってきた時から歌唱力が高かった。羨ましいですね。オーディション受けてもだいたい1次審査通る。すごいですね。夏夫は努力してもオーディションに受からない歌唱力しかありません。
じゃあ、最初から歌唱力が高かったのになぜ入会したのだろうか?気になるところです。
牧野先生の生徒で歌唱力がこのぐらいの人がいた。まあ、よくある初めてボイトレを受ける人ぐらいの歌唱力なのかな。下手でも上手でもないというか。
10年間いてずっとココ。いったい10年間何をしたのだろうか?
えっ!?10年間ボイストレーニング
受けていて、何の練習もしてないだと!?
本当、何のために入会したんだよ、この人。歌唱力自慢?自慢する場が欲しかったのかな?
10年分のボイトレ代、もったいないなー
大金払って何も練習しないとか意味不明。
てっきり、先生との相性が悪かったとか、先生に間違ったことを教わって、努力の方向を間違えたとか、そういうのかと思った。それだったら逆に可哀想だよね
一方、下手でも上手でもない人の方はものすごい努力をした。
この人を抜く時は来ました。いったい何をもってこの人を抜いたと判断したのだろうか?オーディションに合格したとか?
ものすごいスタートラインがとてつもなく下の人ももちろんいます。夏夫だー
でも下手だからこそ努力するっていうのはなんか分かる気がする。夏夫もその系だからね。
歌唱力には生まれつきの差が必ずある。そうだよね。これが遺伝だよ。
これは大変ですよ。あーやっぱり大変なのかー夏夫が効果1レベルになるのは大変かー
しかも、歌の場合はどういう努力
をしたらいいか分からない。そうだよねー
上にもチラッと書いたけど、努力の方向を間違えるとか、もうあるあるだからね。
毎日カラオケで歌う
。あーこれ、夏夫昔書いたかな?
真似ができる人だったらそれでもいいんだろうけど、夏夫みたいに真似できる能力がない人が毎日カラオケで歌う
だけだったら意味ないって。
できないできないの繰り返しになって、結局何も進歩しないんだよね。
筋トレだったらたくさんやれば筋肉はつく。いやーこれも正しいトレーニング
とかありそうなものだけどね。
歌の場合は何をやったらいいのかというのが、みんな絶対分からない。
おいおい、絶対って言い切っていいのか?それこそ、ボイストレーナーいらなくなるぞ。だって、ボイストレーナーですら分からないってことですからね。
一番思いつくのが「毎日歌う」。だけど、毎日歌って
も上に書いた通りだし、牧野先生も効率が非常に悪いと言ってますね。
歌っていうのは、点数
では基本的には測れない。
歌の中には色んな要素がある。それを把握せずにただ歌って
いるとなると、なかなか改善していかない。
そうだよね。
いや、仮に把握できたとしても、どうしたらいいのか分からない場合も歌には多いので、なかなか難しいんですよ。
夏夫もハミングできなかったらどうしたらいいのか分からなくて苦労しました。
努力の種類は自分で判断きかない場合が多い。
何が足りないのか?上手い人と下手な人の違いは何か?
例えば、音程が悪いのは分かりやすい。だったら、音程
のトレーニング
をしなければいけないけど、音程
のトレーニング
にも種類がいっぱいある。
もっと書くと、他(リズムとか)がダメで音程
が悪くなっているパターンもあるので、音程
のトレーニング
だけしていれば音程
が良くなるとも限らないのが難しいところ。
努力の方向がなかなか難しい。
毎日2時間1年間カラオケ行ったけど上手くならない。やっぱり才能無いんだってなっちゃう。
いやーその前に夏夫だったら、1年間毎日カラオケ行くのができなくなりそうだ。
金銭的な面ももちろんあるんだけど、体調悪いときってあるよね?そんなときもカラオケ
行くとなると、上手くならなさそうだから、避けちゃうかな。
実際、悪い癖がついちゃうからやめたほうがいいってアドバイスするボイストレーナーもいたっけ。
だから、歌は特に生まれつきって言われやすくなる。あーそういうことかー
ただ歌えばいいものでもないし、がんばって歌ったとしても、上手くならないからか。
努力の仕方が悪いから。勉強とかと一緒。元々頭良い人いるけど、効率よく努力しないと追いつけないとかある。
いやー勉強とは違うでしょう。
勉強だったら、とりあえずドリルやる。間違えたところはできるようになるまでやる。これだけでそこそこのレベルまでいけるよね。
努力の方向が難しいこともなければ、どうしたらいいのか分からなくなることもない(ドリルの解説がついてない場合を除く)。
というか、むしろ、勉強の場合、元々頭良い人であれば、問題解いたら褒められる。だから、もっと褒められたいので、もっと問題解けるようになるために、ますます勉強するでしょう。10年間何もしないってことはありえないと思うんだよね。
歌の場合、そういうのが無いよね。もっと褒められたいから、もっと歌唱力上げ
ようと、ますます練習するようになる。とは限らないからね。
もっと褒められたければ、練習するより、たくさん歌えばいいだけですからね。歌うたびに褒められるんでしょ?練習したって褒められませんからね。
で、歌は「スタートラインが違う」に話が戻り、その差を埋めていくために、ちゃんと適正な努力を積み重ねていけば、上
の人に追いつくことは絶対にできます。
本当か!?「絶対に」って言い切っていいのか!?
最初の方にあった、「努力すれば必ず上手い人みたいになれる」とはっきり言うこともできない。と矛盾しないか!?
よき指導者に巡り会って、ちゃんと指示をしてもらって、その通りに努力を積み重ねる。それが難しいし、それをやったからといって、必ず上の人に追いつくとも限らないんだよね。
やっぱり身体は限界ってものがあるからね。
しらスタだって、「『歌手と同じように歌えるようになりたいです!』は、『ウサインボルトと同じように走るにはどうすればいいですか?』と同じくらいパンチの効いた願いだ。」と書いてますからね。
音域がすごい高いところまでいく。そこの音域に届くこともできます。
音程が悪かっても、音程
が良い人に追いつくこともできます。
星稜声量とかも努力で追いつくことができます。
そんなわけないだろー
次は技術が揃ってからの話。まあ、そんなものだよね。だから個性が大事なのでは?
歌の技術的には必ず追いつけます
これさ。ボイストレーニングやっている身としては怖いこと言っているなーって思いました。
というのも、この動画見た人がさ、この言葉真に受けてさ、何年もボイストレーニング
やっている夏夫が歌
の技術的に歌
が上手い人に追いつけていないって事実を知ったら、夏夫は努力
ができない怠け者だと勘違いされそうなんだよね。
実際当ブログを見てくださっている人は、やってみたの記事とかたくさんアップしているので、夏夫が努力できない人だとは思っていないとは思いますが、そんなの全然知らなくて(というか実際に会う人で)、夏夫が何年もボイストレーニング
やっていることと、歌
が上手くないという事実しか知らない人にとっては、そう思われそうなんですよね。
で、よく
もっと努力しろ
って怒られる。
夏夫としてはこれ以上にないぐらいに努力しているのに、努力
しろと怒られる。
職場によっては、歌以外も努力していないとみなされて、左遷されたり、辞職に追い込まれたりします。
同じような歌を歌うことは出来るように必ずなります
嘘は良くないぞ。
こういうのって「必ず」は無いよ。
大事なのは「今の自分を知る」ということなんですよ。
そうだよね。それも大事だね。
それを正しく判断して、そこを埋めるような努力をしていく。
そうすれば必ず良くなっていきます。埋められたらね。
埋めるような努力をしても、埋まらないから良くなっていかないのでは?だから「必ず」じゃないんですよ。身体にも限界があるから。
「必ず」好きだなー
牧野努だから努力が好きなのかなー
できてないのはお前が正しい努力しないのが悪いって、あのパワハラ上司思い出すわ。
牧野先生の顔がパワハラ上司に見えてきた。あー生理的に無理だ。
ただ、そんな牧野先生でさえ、歌は生まれつき(=遺伝)だって認めていますね。