奥さんとふたりで花見に行ったのは、もう5,6年前のことになるかもしれません。
このごろは、娘たち家族や孫たちと花見イベントを企画することが多く、夫婦だけでのんびりゆったりの花見からは遠ざかっていました。
しかし、先週土曜日のことです。埼玉県川口市の川口駅西口方面に広がるリリアパークを歩いていると、70代くらいでしょうか、そんな老夫婦が花見をしている場面に出くわしました。
地面にレジャーシートをしいて、旦那さんのほうは500mlの缶ビール2本を横に置き、コップにビールを注いでゆっくりとビールを飲んでいます。奥さんのほうは、ただ小さく座っているだけのかわいいおばあさんという感じで、ほほ笑んでいるわけではなくとも、喜びに満ちた安らかな表情でした。旦那さんが、「おい」と言うと奥さんは手作りおにぎりをひとつ渡します。手作りの漬物もありました。ふたりは何も話すことはなく、ただひたすら静かな時間だけが通り過ぎていました。
(この写真は、花見の老夫婦とは別の夫婦のシーンです)
そんなふたりのシーンを見て、なんだか見ている方まで安らかな落ち着いた気分になったのです。夫婦って、いいよなぁとあらためて実感しました。なので、日曜日は奧さんとひさしぶりにふたりだけの花見に出かけたくなりました。
最初は川口市立グリーンセンターに行ったのですが、駐車場に入る車の行列の長さに驚き、三ツ和公園に場所を変更。この公園も桜の名所です。
車を出そうと駐車場に行ったら、プランターのスティックセニョールの菜の花で蜜を吸っていたアゲハチョウに遭遇。これまたPIXTAでストックフォトにできそうです。
三ツ和公園(埼玉県川口市南鳩ヶ谷1丁目8)
ほぼ葉桜になりましたが、まだ一部では桜の花はがんばっていました。
手作りおにぎりは2種類持っていきました。混ぜ込みわかめの鮭を混ぜたごはんに、塩鮭を焼いたものとおかかに醤油を和えたものを入れました。ほかに和風ネギ卵焼き、キュウリのスティックと味噌を持っていきました。今回はアルコールは無しです。
ベンチに座って上を見上げると、新緑の緑が美しい空になっていました。
ときどき写真を撮りに行っている三ツ和公園ですが、奥さんといっしょの時間と空間を過ごしていると、いつもとは違う特別な場所になったような気がして不思議。
秦基博の「ひまわりの約束」の歌の歌詞のような気分かも……
のんびりとふたりで2時間ほど過ごして、そのあとは都市農業公園に向かいました。
そのお話は、またのちほど
アメトピに掲載していただいたせいで、日曜日のランキングは「ネモフィラ畑とサイゼリヤ」一色になっていました。こちら
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