そろそろ七夕である。
もともとは中国の行事が奈良時代に入ってきたものらしい。
短冊に願掛けをするというスタイルに落ち着いたのは江戸時代。
五節句のうちの最重要行事として、
江戸期における七夕は大いに盛り上がったらしい。
僕も子供の頃は家の庭にある笹に短冊を付けて願い事を毎年書いたものだ。
さて今年、初めて東京駅GRANSTAの七夕を演出させてもらった。
薄れゆく七夕の風俗が日本の文化として残るように、
江戸と東京を結びつけるような、
昔っぽくも今っぽい、そんな七夕を考えた。
結果、幕末の浮世絵師
歌川広重「江戸百景 市中繁栄七夕祭」
を現代に紹介する装飾となった。
浮世絵に描かれた富士山のように
東京駅が東京の繁栄を見守りたいという想いを込めて、
中央の富士山を東京駅に変えさせてもらっている。
(勿論、原版画もそのままの状態で紹介し、
企画意図と共に紹介している)
短冊に託した皆さんの願い事が、
どうか叶いますように!
それにしてもどうして七夕は毎年雨なのだろう、
というぐらい毎年7月7日は雨が降っている気がする。
それもそのはず新暦では7月7日はまだ梅雨の時期。。。
実際には過去10年間だと5回雨で4回曇り、1回晴れなのだそうだ。
これも七夕という風俗が薄れてきている理由のひとつ
という気がする。
今年も雨だったら、
旧暦の7月7日(8月7日ぐらい?)に七夕をするというのも、
一興な気がする今日この頃である。
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