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年の瀬である。
今年もたくさんの音楽を聴き、小説を読み、
映画を観て、そして旅をした。
そのほとんどを気まぐれで選ぶ。
だが幾人かの作品は出た瞬間に聴くし、読むし、観てしまう。
作家で言えば森見登見彦氏と万城目学氏がそれに当たる。
その2人の内の1人。
万城目学氏の新作「とっぴんぱらりの風太郎」である。
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ちなみに、個人的に言えば、森見氏の作品が好きである。
京都の狭い世界で延々と展開される四畳半劇場と言葉遊びのファンタジー。
時に狸になり、仮面を被るものの、基本は同じ世界観。
同じ人物、設定が作品を渡って展開される。
近年はご本人の体調不良もあり、なかなか図抜けた作品が出て来ないが、
それでも何かを期待させてしまう。
万城目氏は僕の中では失礼ながら二番手に位置し、
デビューも森見氏の後で京都を舞台とし、
世界観も作品を渡って共有するということもあり、
一番手になることはないと個人的に思っていた。
だが「プリンセス・トヨトミ 」がどうにも面白かった!
「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」を挟み、この作品である。
まずもって分厚い!
計ってみたら4.7cm、約750頁もある。
案の定、長い。。。
この物語を語るのに、半分ぐらいの長さで良いのではないかと思ってしまう。
いつもながら何の予備知識もなく読み進めていくが、珍しく2度挫折。
だが万城目氏である。
何かあるに違いないと思いつつ、なんとか進めて辿り着いた。
「繋がる」のである。
迂闊ながらそこに繋がることを、余りの長さの余り、失念していた。
歴史好きが聞いて呆れる。。。
既に帯で気付くべきであった。
だが僕は完全に落としていた。
それだけに、僕はこの物語を楽しめたのである。
個人的にはやはり「プリンセス・トヨトミ」の後に、
「とっぴんぱらりの風太郎」をお勧めしたい。
STAR WARSをepisode4から観るのを勧めるか、
episode1から観るのを勧めるか、の違いではあるけど。
年末年始の長い夜に、是非2冊同時にオススメしたい!